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信用の器 フラスコ

私がラスベガスで、お金をスロットマシンに食わせた話

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

今日は何となくまじめなブログを書く気にならないので、ラスベガスに行った時の話でもしましょうか。何か役に立つ学びがあるかどうかは、書いてみないとわかりません。そういう前提で、心を広く持って読んで下さいね。

オー・マイ・ガアッ!

既に記憶がかなり曖昧になっていますが、日記によるとラスベガスに行ったのは2年前の正月ですね。なぜ行ったのかと聞かれると、きっかけは浅田次郎の小説『オー・マイ・ガアッ!』を読んだからです。メガバックスという化け物スロットマシンで、大当たりを引き当ててしまった人たちの話で・・・詳細は読んで下さい。

それをきっかけに、同氏の『カッシーノ!』などを読むようになり、ラスベガスへの想いは募るばかりとなったわけです。ちなみに私はパチンコ・パチスロは全くやりませんし、タバコも吸いません。なお、オランダでアレを吸った話にしようかとも思いましたが、時節柄自粛して、今回はラスベガスの話にしました。

このように、まあきっかけは大したことがないのですが、「ラスベガスで勝負する」というのは当時の私の夢100リストに載ることになりました。後付けかもしれませんが、直感的にはカジノの本場で遊ぶことで、お金の本質が見えるようになるような気もしていたこともあながち嘘ではありません。

夢100リストの効果

私には、妻も子供もいます。普通に考えると「ラスベガスに一人旅」なんて夢のまた夢でしょう。それが実現したのは、夢100リストにそれが書いてあったことによります。その前の年の「妻へのプレゼン」で夢100リストを、たまたま妻と共有化していたんです。妻の記憶にも、ラスベガスのことはあったんですね。

それで、正月に家族に妻の実家に帰るスケジュール中に、ふと「あれ、この5日間は特に予定が無いぞ」という期間があることに気がついたんです。ダメで元々、「一人でラスベガスに行っていい?」と妻に聞いたところ、「夢だからしゃあないなあ」とまさかの決裁が降りたんですね。夢100リストがもたらした奇跡。

っとこの話をしても、「良くできた奥さんだ」という感想しか得られないことが多いのですが、まあそこは否定しませんよ。マネをして頂いても同じ結果になるかどうかは、保証できません(笑)。ただ、「夢は文章にして、大切な人と共有化した方が実現しやすいですよ」ということは言えると思うんです。

資金に上限をつける

いざラスベガスへ。乗り換え含めて10時間のはずの旅程が機材の関係で14時間になったりしましたが、インドの長距離バスでは17時間の予定が34時間になった経験もありますので、どうということはありません。スロットマシン、ブラックジャック、ルーレット、ポーカー、バカラ。寝る間も惜しんで勝負に興じました。

ただ、ギャンブルに使っても良い金額は、あらかじめ決めておきました(いくらだったかは内緒)。そうしないと恐ろしいことになりますからね。初日は様子見、2日目は大勝ち、3日目で勝ちが吹っ飛び、最終日で予定通りの金額を「使って」、結局滞在費のはずの一部も突っ込んで(おい)、すっからかんで帰ってきました。

今でこそ賢しげに「ギャンブルなんて勝てるはずないです」なんて言っている私ですが、このときは「自分だけは特別な人間だ、JACKPOT(大当たり)が出るに違いない」とか、「このマシンは得意だから、確実に勝てる」とかおよそ理屈では説明できないことを考えていました。ギャンブルとは、そういうもんなんですよ。

お金とは何なのか

とは言いながら、どこか冷静さを残していたことも事実です。私は自分自身を客観的に見ることは出来るんです、あなたとは違うんです(福田元首相)。まじめな話、熱狂とかギャンブルに興じておかしなことを考えていても、「ああ今、自分はこういうおかしな状態にあるなあ」と見ている自分もいるんですよね。

だからこそ「これだけ突っ込む」と決めた金額はちょっとしか上回りませんでしたし、そのことで二度とカジノには行かなくても大丈夫、という状態になることはわかっていたので、良い投資かななどと考えていました。結論として、私はギャンブルには興味はなくて、ゲームが好きなだけなんですよね。

もう一つ、大きな気付きがありました。使っているのがオモチャみたいなドル紙幣だったこともありますが、ぱくぱくとスロットマシンにお金を「食わせて」いるうちに、「お金っていうのは結局、記号にしか過ぎないんだなあ」と気付いたんですね。こんなもの、ただの紙だと。壮大なシステムを背景にした、ただの紙です。

そのシステムというのも、魔法とか詐欺みたいなものだなあと。ある日誰かが「王様はハダカだ!」と叫んだら魔法は消えて、お金はただの紙切れに戻ります。そんな危うさを、ラスベガスでの経験を通じてよりリアルに感じられるようになりました。良い経験だったなあと思います。それでは、また。