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人生とはゲームである

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

人生はゲームだ、と言うと多くの方からものすごい反発を受けることでしょう。それがわかっていてなお私は、人生とはゲームに似ていると思うのです。ゲームが人生に似ているのではない、人生がゲームに似ているのだ、と。

ゲームとは何か

みなさんは、ゲームと聞いて何を連想しますか。野球やサッカー、ゴルフを連想する人もいれば、囲碁・将棋・オセロのことだと思う人もいる。ずばり人生ゲームというのもあります。最近だと、リアル脱出ゲームも有力でしょうか。ちなみに私は、ゲームの王様は麻雀だと思います。このように、ゲームの定義は人によってばらばらです。

人生はゲームと聞いて反射的に怒る人は、きっとテレビゲーム・携帯ゲーム(コンシューマーゲーム)のことだと思っていることでしょうね。人生は野球に似ている、と言っても反応しない人が、ゲームだと言ったら怒る。これは、短絡的ではないでしょうか。ロールプレイングにシミュレーション、大人向けのゲームはたくさんあります。

更には、「いつでもリセットボタンを押せるという気軽さ」が暗黙のうちに含まれています。子供の頃、野球ゲームでホームランを打たれた瞬間にリセットボタンを押す子がいましたよね。これは何でも自分の思う通りにならないと満足できないという、人として未成熟な状態です。ゲーム=子供という風に考えるのは、短絡的な連想です。

人生とはリセットボタンの無いゲームだ

少しでも誤解を少なくするために、敢えて人生とは「リセットボタンの無い」ゲームだという言い方をしてみましょう。やり直しが効かない。そう考えると、ゲームのプレイヤーは、決して良い加減にプレイをしていません。情報を集め、可能性の高い方法を探し、最善を尽くして前に進んでいるんです。これが人生でなくて何なのでしょう。

私が好きな麻雀を例に取ると、あのゲームは良い加減にやっているプレイヤーは必ず負けます。相手の手牌を読み、目線を追い、思考のクセを覚え、駆け引きをして、確率を計算し、勝算のある勝負を仕掛ける・・・それでも、最後は運がないと勝てません。人事を尽くして天命を待つ、人生そのものです。

何もこれは麻雀だけではありません。サッカーでもテレビゲームでも、プレイヤーは真剣です。決して遊びではない。もちろん、良い加減な遊びとしてしかこれらを楽しめない人もいますが、そこも人生と同じです。どうしても、自分の人生に真剣になれない、責任の取れない人もいるのです。

人生とは、複雑に入り組んだゲームです。人の感情や本能といった要素に重きを置いているので、麻雀以上に良くできたゲームですね。私は本来ゲーマーなので、iPhoneでゲームを良くしていましたが、人生という最高のゲームに専念するため、最近携帯ゲームはぴたっと止めました。まあ、子供の教育にも良くないですし。

とにかく「人生とは最高のゲームである」という感覚を、私は持っています。面白ければ何でも良いという訳ではありませんが、人生が面白くないはずがないだろうという。ただ耐え忍ぶだけ、という人生はありえない。どこかで必ず、面白くなるはずです。

お金とは、ゲームの点数に過ぎない

そこで、ではお金とは何かと考えると、ゲームの点数に過ぎないのだと思います。最善を尽くして、なおかつ運のあるプレイヤーに与えられる報酬。ただそれだけです。お金のために人生というゲームをプレイしているのではないのです。たまたま「勝利」した場合に、トロフィーとして与えられるもの、それがお金です。

うまくプレイをしても、運がなければ勝てないこともあります。それでも、我々にできるのは最善の手段を選ぶことだけです。もちろんその場限りの戦術だけうまくやってもだめで、大局観・戦略が必要になります。他のプレイヤーとの協力や駆け引きも必要になります。それでも負ける時は負けるんです。

ゲームですからあくまで目標は勝ちです。参加者全員が勝ちを目指して、全員が勝てるわけではないからこそ面白い。勝てなかったら面白くないかというとそんなこともなくて、それはそれで満足感の残る動き方をすれば良いだけのことです。大人げなく勝ちにこだわり、手を抜かないことです。

真面目にゲームをプレイする

というわけで、私の人生観として、人生とはすなわち最高に良くできたゲームです。この表現にあなたが苛立ちを感じるとすればそれは、私が人生を甘く見ているのではなくて、あなたがゲームのことを理解していないんです(笑)。ブログですから、一方的に言いたい放題です。

常に最善の手を探し、先の先を読み、相手の感情すら読みに入れて、死力を尽くして行動をし、それでも運がなければ負ける。だからこそ、勝った時は最高の気分になれる。人生とは、本当に楽しいなあと思います。良ければ偏見を持たず、この連休は少しゲームのことも研究されてみてはいかがでしょうか。それでは、また。