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吉田松陰とブランチの知られざる関係

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

吉田松陰ってひと、知ってます?松下村塾で明治維新の大物達を多数育てた、事実上の立役者と言っても良い大先生です。最期は安政の大獄で処刑されてしまうんですけど、この人の思想というかある行動が、人生計画フォーラムブランチ運営に影響を与えていると言ったらちょっと意外じゃないでしょうか。

吉田松陰って誰?

名前を全く聞いたことがないという人も多くないような気はしますが、改めて聞かれると何をした人だったっけ、ということはあると思います。吉田松陰は江戸時代末期の長州藩士で、松下村塾という学校で久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋といった元帥達を育てた大先生です。以下Wikipediaから抜粋します。

9歳のときに明倫館の兵学師範に就任。11歳のとき、藩主・毛利慶親への御前講義の出来栄えが見事であったことにより、その才能が認められた。13歳のときに長州軍を率い西洋艦隊撃滅演習を実施。15歳で山田亦介より長沼流兵学の講義を受け、山鹿流、長沼流の江戸時代の兵学の双璧を収めることとなった。

まあ、天才ですよね。だから私もこの人に憧れて、多くの革命家たる起業家を世の中に送り出し、維新を起こしたいんです!っていうことでもないんです(笑)。なくもないですけど、人生計画フォーラムが大きな影響を受けているのは、また別のことです。

吉田松陰と人生計画

私と吉田松陰との関わりは、母方の旧姓が吉田である(血縁一切なし)ことを除けば、光栄のゲームである『維新の嵐』や、司馬遼太郎の『龍馬がゆく』『世に棲む日日』くらいです。司馬遼太郎と浅田次郎は好きで、文庫になっている著作は全部読んだのではないでしょうか。しかしその意味では、吉田松陰はすごいと思うけど高杉晋作の方が好きかな、『花神』の大村益次郎の方が面白いかなという程度です。

それで、時系列で言えば、私が会社を辞めて起業をしてから、「誰か人生計画の力を使った偉人はいないかな」と色々調べるうちに(ちなみに、ビッグネームが大勢いました)、吉田松陰の以下の言葉に出会ったんですよ。

夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。

人生計画の価値をすごく的確に表現していて、すごい!と思ったのが私にとっての吉田松陰との再会でした。黒船に乗り込もうとして逮捕されたり、計画的と言えるかどうか良くわからない激しい情熱の持ち主なのですが、そんな人だけにこの言葉は逆に重みがあるなあと感じたわけですね。

投獄中にやったこと

ブランチ運営が影響を受けているのはこの言葉でもなくて、彼の投獄中の行動です。ようやく本題に入りますね。先ほど「安政の大獄」という言葉がありましたけど、ここで言う投獄とはそれよりもっと前、ペリーの黒船に乗り込もうと思って逮捕されたときの「野山獄」というところでのエピソードです。

吉田松陰は冒頭にご説明した通り、兵学の大学者なんです。もちろん兵学だけではなくて、儒学など他の学問についても詳しいわけですよ。で、投獄といっても地元の長州藩での幽閉であり、監視も緩やかだったんですね。さらには投獄されているひとも凶悪な犯罪者よりも、政治犯が多かったのでしょう。

松蔭はそこで、他の囚人に学問を教え始めるんですね。教え方もうまかったんでしょう、すぐに人の輪ができ始めます。で、ここからです。「それであなたは、何にお詳しいですか?」と聞いて、囚人一人一人を先生にして、学び始めたんです。今日は松蔭が先生で兵学、明日は他の人が先生で俳句、明後日はさらに別の人を先生にして書道、という感じです。最期には看守までその輪に加わったとか。まさに、これです。

ブランチの運営イメージ

知的レベルで言えば、吉田松陰より上という人は獄中に誰もいなかったでしょう。世界を見渡しても誰もいなかったかもしれません。でも、彼よりちょっとだけ俳句がうまい人はいました。ちょっとだけ文字がうまい人はいました。そのレベルで十分に「学びの場」が成り立つんですよ。これこれ、ブランチはこれです。

さらに大切なことは、人は学びたいし、それ以上に教えたいんだということです。また、囚われの身であっても、学びさらにはできることなら教えることで、人生の価値を高めることは可能だということです。サラリーマンは現代の奴隷であり囚人だとまでは言いませんが、ブランチが囚われた心を解き放つためのきっかけとなる仕組みにはなりうると考えています。

学びを最大化するには、人に教えることが一番です。自分の得意なことを他の人に教えることでそのエキスパートになれますし、素直な気持ちで自分よりも優れた部分を他の人から学ぶことで、さらに成長速度は高まります。そういう仕組みを、提供したいんですよね。どうでしょう、伝わりますかね。それでは、また。