「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

「コミュニティの時代」が来るのは確信しているけど、改めて考えるとそれはなぜなんだろう?

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

これからはコミュニティの時代です。そのことはもう私の中では自明に近い確信があることなのですが、改めて「それはなぜか?」と聞かれると考えてしまいますし、毎回違うことを答えてしまいます。そのどれもが答えとしては正しいのだとは思うのですが、ちょっと整理してみましょう。

インターネットとSNS

近年におけるコミュニティに関する最大の変化は言うまでもなく、インターネット・クラウドによって情報のコストが限りなくゼロに近づいたことでしょう。かつてはリアルで付き合うことができる人数には限界がありましたが、新しいテクノロジーの利用によって数千人・数万人と繋がることも理論上は、可能になりました。

そのことは電子メールと手紙における手間や同時に拡散できる人数の違いを考えても理解できると思いますが、特にFacebookやLINEなどのSNSによって引き起こされた人間関係の「革命」は恐らく、我々のイメージをはるかに超えるものです。世界が変わった、と言っても過言ではないと私は考えています。

ユルく広く、距離も気にせず、多くの人と繋がることが可能になった一方で、「SNS疲れ」に象徴されるようにそれらの「友達」との距離感に悩む人も増えました。ネット上には既に多数の「コミュニティ」が存在しており、心地良い距離感を持ちながらそれらと付き合うスキルを、若い世代は身につけつつあることでしょう。

購買行動の変化

インターネットを通じて流れる莫大な、溢れる情報と付き合うことで消費者は確実に賢くなっています。マスコミへの耐性を身につけCMを疑い、大企業が流す情報を信じなくなりつつあります。まだまだリテラシーが低い層も多いとはいえ、流れとしては「知らない人からモノを買わない」ということになりつつあります。

Facebookで友人(本当の友達)が勧めていた本を思わずAmazonでポチっと買ってしまった、という経験は誰しもあるでしょう。2〜3名の友人が勧めているものは良いものだ、と感じてしまうのではないでしょうか。我々は賢いと自分では思っているのですが、実は関係性のある人からの情報には弱いものなのです。

グローバル化と都市部への人口集中

少し文章のクオリティを上げるためにそれっぽいことを書きますが、経済のグローバル化や都市部への人口集中もコミュニティの必要性を高めていると言ってみましょう。交通手段や通信手段の発達により移動のコストが下がり、若者は田舎を出て都市部へ、更には海外に仕事を求めて自由に移動するようになっています。

過疎化する地方のコミュニティは担い手が減って疲弊しますし、家族や地元から離れた人の方は孤独になるわけです。そうすると、コミュニティが重要になると。生まれ育った田舎で仕事をしていれば、新たなコミュニティは必要ありませんが、人が動けばコミュニティは分断され、新しい繋がりが必要となるわけです。多分。

経済の成熟化による大企業の限界

先進国経済は少子高齢化・成熟化し、これ以上の成長は望めません。イノベーションによる部分的な成長はあるかもしれませんが、かつてのような護送船団的な高度成長はもうないでしょう。全体のパイは拡大せず、ピラミッド型の組織による単純な成長は行き詰まっています。大企業ほど、閉塞感は高いという状況です。

「滅私奉公さえしていれば、悪いようにはしないから」というような単純な終身雇用のモデルはとっくに崩壊していて、実力主義の名のもとに企業は責任を放棄しました。サラリーマンは保険として稼ぐチカラを身につけたり、会社以外のコミュニティに属する必要が出てきているのではないでしょうか。

豊かさによる欲望の変化

日本が貧しくなっているわけではなく、むしろ豊かさは増していると思いますが、そんな中でもコミュニティのニーズは高まります。マズローの欲求段階説によれば、生理的欲求や安全欲求が満たされたあとには社会的欲求、承認欲求さらには自己実現欲求が表出してきますから、欲求が会社だけでは満たせなくなるんです。

若くて自己実現欲求が高いと「意識高い系」なんてバカにされたりしますが、生まれたときから食べていく心配がなくて人と繋がるのが当たり前という世代は、上位の欲求が強くなって当然です。生きるために仕事をするだけでは満足できず、何のために生きるのかを追究することになる。そこにコミュニティがハマるわけです。

バーチャルとリアルの融合

とまあ賢そうな文章を書いてみましたが、ぶっちゃけなぜここまで私がコミュニティが伸びると確信しているのかは、私自身も良くわかりません。ひとことで言えば、「どう考えてもコミュニティは伸びる」と「感じている」というのが正直なところです。あらゆる流れがコミュニティが伸びる方向に向かっています。

リアルの世界で疲弊した地域社会がインターネットなどのバーチャルなチカラを使うようになり、バーチャルのコミュニティに疲れた若者がリアルのコミュニティに流れる。サラリーマンがフリーエージェントになり、外の世界と繋がるようになる。そういう大きなパラダイムシフトが、ここ数年で起こるように感じています。

何だかわかったようなわからないような文章になってしまいましたが、まあわからない方が良いかな。とにかく私はこの大きな流れに、人生を賭けてみても良いと思っているんですよ。それでは、また。