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信用の器 フラスコ

ブログを続けている人に悪い人はいない

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

「ネコが好きな人に悪い人はいない」とか「パフェが好きな人に悪い人はいない」、と良く言いますよね。でももちろん、ネコが好きな詐欺師も泥棒もいるわけです。パフェに目がないヤクザの親分もいるでしょう。残念ながら、コンサルタントもコーチも起業家も投資家も、良い人ばかりではありません。

しかし、ブログを続けている人には悪い人はいない、とは言えるのではないかとふと思いました。一方で、全然そんなこともないような気も30%くらいはしますので、フラットに検証してみましょう。

世の中には意外と「悪い人」が多い

起業をしてからよりしみじみと感じますが、世の中にははっきりと詐欺的であるサービスを臆面もなく提供している人は多くいますし、そこまでいかなくても「そんな商売のやり方をするのはいかがなものか」という風に見える人はもっとたくさんいます。良い人かどうかは、ネコとかパフェなどの趣味思考には関係ありません。

残念ながらコンサルタントやコーチ、コミュニティという私がやっているビジネスに関しても、そういう「悪い人」はいます。一般に「胡散臭い」とか「いかがわしい」と言われる業界は、そういう悪い人の比率が高い業界だということなのでしょう。まじめにやっている人は、そういう人のあおりをうけてしまうんですね。

詐欺師は第一印象が極めて良い

服装がきちんとしているとか、話し方がさわやかということで人の善し悪しが分かれば良いのですが、詐欺師の第一印象は極めて良いのが普通です。だって、中身のないことを人に信用させるプロですからね。「30分話せばその人間の本質はわかる」とか豪語する人もいますが、私は自分の人を見る目を過信していません。

ではどうやって人を見極めるかというと、その人と長く付き合います。これしかないと思うんですよね。あとはまあ、どうしても短時間で見極める必要があるときにはその人の周辺に評判を聞いたりもするのでしょうけど、人を見極める上で、長く付き合うことに勝る方法はないでしょう。少なくとも1年とか。

詐欺師は「今」だけ見れば完璧ですから、「過去」を探ることでしか見抜けないと思うんです。詐欺は比較的短期間で完結しますし、どんなに長い仕掛けでもせいぜい3ヶ月くらいではないでしょうか。1年ブログを書いてから、詐欺をしているという凄腕の詐欺師がいたらご紹介下さい。じっくり話を聞いてみたいので。

ブログは「逃げない」ことの証明

なので、コンサルでもコーチでも、ブログを1年以上続けているということは「この人はおそらくきちんとしている人で、少なくとも逃げることはないんだろうな」ということの証明になると思うんです。実力はわかりませんよ。ただ、仕事をお願いしたときに「途中でめんどくさくなって投げ出す」ということはないだろうと。

それは、最低限の品質証明です。文書力とか思考力もついでにある程度は見ることができますが、「長期的に何かにコミットし、継続することができる力」をより直接的に、証明することができる手段がブログだと私は思うんです。私が「コミュニティプラットフォームサービスを一生続ける」と言って、「まあそうだろうな」と皆さんが思ってくれるのは、学歴やキャリアよりも、愚直にブログを書き続けているからだと思うんです。

炎上芸人の存在をどう考えるか

で、ブログを続けている人に悪い人はいないのかということなのですが、この議論は「炎上芸人」のことを避けては通れないでしょうね。アフィリエイトで収入を得ることを目的として、ゴシップや誹謗中傷を書いてアクセスを集める(PVを稼ぐ)人たち。人を傷つけることもありますし、お世辞にも上品とは言えませんよね。

実は私は、炎上芸人のことを「悪い人」だとは思っていません。炎上ってすごく疲れますし、タフなメンタルがないとできません。ある程度の文章力も根気も必要で、正直「なかなかやるよね」くらいに思っています。まあしかし、「ブログを続けている人に悪い人はいない」までは言い過ぎかな、やっぱり(笑)。

だからブログは続けることに意味がある

ということで、良い人か悪い人かはともかく、ブログを書き続けることで「逃げない人」なんだということは証明できます。それって、きれいなホームページや名刺を作ったり良い服や小物を買ったり、話し方のセミナーを受けたりしてやろうとしている「信頼感」そのものなんですよ。

少なくとも詐欺ではない。この人はお金を払っても逃げることだけはない。その確信を得ることがコーチやコンサル、コミュニティという目に見えないサービスを提供していく際にどれほど大切なことか。そういうことがわかった上でブログを書くのであれば、続くのではないでしょうか。それでは、また。