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信用の器 フラスコ

セミナーに参加するときは1アクション3ゴールで

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

1アクション3ゴールとは、私のメンター(と勝手に思っている)の一人、和仁達也氏の考え方です。何か1つ行動をするときに、少なくとも3つの目標を設定する習慣のことです。本日実施するセミナーでも有効な考え方ですし、この習慣があるとないとでは大違いなので、シェアしておきます。

初めて聞いたときの率直な感想

私は人の話を、とりあえずは疑いながら聞きます。なので初めて和仁さんのコンサル塾でこの1アクション3ゴールの考え方を聞いたときも、正直言って「何を言っているんだこの人、意識高い系だな〜」と思っていました。「二兎を追うもの一兎をも得ず」なのに、3匹のウサギを同時に追いかけてどうするんだと。

その頃、と言ってもまだこれを知ってから1年も経っていませんが、私はセミナーに参加するのはあくまで講師のコンテンツを盗むためであり、まあせいぜい講師と同じ空気を吸って、コンテンツだけではないより多くのものを吸収して帰りたいなという感覚でした。ワークとか、正直うっとうしいと思っていたんです。

できればセミナーでは黙って座って、先生のありがたいお話をじっくりと聞いてノウハウだけ理解し、ひとことも発せずに帰りたいと思っていました。でもそれって、本を読んだりDVDを見るのとあまり変わりませんよね。正直まだまだ、サラリーマン根性が強かったのだなと今から思うと感じますね、これ。

セミナー参加における3ゴール

しかし和仁さんは常にこれを意識しているとのこと。セミナーに参加するなら、例えば、

1.コンテンツを吸収する。
2.講師の話し方を盗む。
3.参加しているメンバーと親しくなり、クライアント獲得や協業の機会を探す。

の3つのゴールは少なくとも設定するということですね。私は当時は特に3の視点はほとんどありませんでしたから「いやそれは別のそういう専門の機会にやったら良い。今回はセミナーに集中した方が良いのでは」とまだ疑問でした。ただ、このときのコンサル塾の同期メンバーが、ものすごくレベルが高かったんです。

それはそうですよね。うん十万円もする高額塾ですから、私のような駆け出しのコンサルなんて誰もいません。既に成功していて、より高みを目指すメンバーが揃っていたんです。だからこそ、私なんかと交流をしても彼らに得るものはないのではと卑屈になっていた面もあるのかもしれませんね。

その同期メンバーの何人かとはのちに親しくなり、多くのことを教えて頂くことができつつありますが、当時の私は上述のように視野が狭かったので、ずいぶん損をしたような気がします。3のゴールを設定してさえいれば、違った世界が描けたのだろうなと今は痛切に感じます。

セミナー講師として

なので、この反省をもとに今の私は、何か行動をするときには「この行動で、他に得られるものはないか」を常に考える習慣ができつつあります。確かに、それはしんどいことです。一つの目標に集中して行動をすれば楽なんです。しかし得られるものが、特に、長い目で見た場合には全く違ってきます。

だから今日のセミナーにしても、私が目指すゴールは3つどころではなくて、少なくとも5つ以上はあります。講師となれば参加者よりも遥かに裁量の余地が広いですから、漠然と「来た人に面白いと感じてもらおう」という意識だけで作るセミナーとは、構成自体が全く変わってきます

今日のセミナーに参加される方は「5つの目標」とは何か、クイズだと思って探してみて下さい。正解発表はしませんが(笑)。もちろん、「面白かった」とだけ感じて帰って頂ける人がいても講師としては嬉しいのですが、起業を目指すならこういう視点は持っていた方が良いですよ、というお話です。

3ゴールを設定するメリット

そんなわけで私の意識も相当高くなりつつあるので(笑)、講師としてはセミナーに必ずワークを入れます。自分が参加者なら、会場についたら「今日は誰の隣に座ろうか」ということから頭を使い始めます。参加者が事前にわかるなら下調べをしておきます。「この人と知り合おう」というゴールを設定するためです。

そうやって、自分に楽をさせないことで視野が広がります。今まで1次元で見ていた直線の世界が、3次元の空間になると言いますか。自分でビジネスをやっている人は、当たり前みたいな顔をしていつもこんな複雑なことをしているんだなあと、今でも毎日が新鮮な驚きです。ぼやぼやしていたら、食われてしまうなと。

これ、立場の違いもありますしね。サラリーマンをやっていれば、すぐに食われてしまうこともないので必要のない能力ですし、セミナーに参加する立場か、主催するのかでも全く違いますし。やってみないとわからないことがたくさんありますが、その際に「1アクション3ゴール」という考え方を知っていると、得られる経験がすごく増えますよ、というお話でした。それでは、また。