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信用の器 フラスコ

失敗したくなかったら人の意見は聞け。成功したかったら人の意見は聞くな

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

私は頑固だと良く言われます。人の意見は聞きません。いや、正確には色々な人の意見は聞くのですが、誰かが言った通りに行動することはまずないんです。それは、起業をして成功するためには、人の言うとおりにしていてはいけないと強く思うからです。

人の意見は善意に基づいた「常識」

情報発信や事業をしていると「そんなやり方ではあなたが損をする」「もっとこうした方が良い」というご意見は、多くの方から頂きます。コンサル系の人の中にはご自身のビジネスに繋げるために他人にダメ出しをする方もいらっしゃいますが、大部分は純粋に善意からのご意見です。「老婆心」というやつです。

その方は自分にとって味方であり、私もそれが善意であることは良くわかるので、「ありがとうございます」と心から答えます。でも、そのご意見の通りに行動を修正することはまずありません。そのご意見からわかることは通常、それが「常識」であるのだろうな、ということだけです。

失敗をしないためには人の意見を聞くべき

「常識」に従った行動をすれば、人に不快感を与えたり、叱られることは減るでしょう。しかし、成功しようとする人間にとって、いつも常識に従うことは正しいのでしょうか。相対性理論で有名なアインシュタインはこう言いました。

常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う。

まさにこれだと思うんですよ。常識というのは、多くの人が「正しいと思い込んでいる」ことに過ぎません。人に叱られないことをゴールに設定するならいつも常識に従うべきですが、成功をしようと思ったらむしろ、「どの常識が間違えているのだろうか」とテストする感覚がないといけないと思うんです。

そもそも、常識に従うなら日本生命という立派な会社を辞めるなんてあり得ませんしね。誰に相談したって、「会社にしがみついておきなさい。それがあなたの家族のためだし、あなた自身のためでもある」と善意に満ちた回答をくれたことでしょう。だから、その決断に際しては上司を含む誰の意見も聞きませんでした。

失敗したときに「それみたことか」と言われるリスク

常識に逆らうことが怖くないわけではありません。サラリーマンが安全という常識に逆らって起業なんかして、路頭に迷った場合にはみんなから笑われるでしょうし、「それみたことか」と小躍りする人もいるでしょう。「人の話を聞かないからだ。常識だろう。やっぱり、あいつはバカだった」って言われますよね。

それが怖くて、常識には逆らえないという人が多いのではないでしょうか。失敗したくない。恥をかきたくない。人から笑われることなく一生を過ごしたい。・・・本当に、それがあなたにとって一番大切なことですか。私はそれ、よく考えたら大したリスクじゃないなっていうことに気がついたんです。

誰もやったことがないことをやるから成功する

どのリスクを取るかと言われたら、「失敗して恥をかくリスク」なんて一番積極的に取るべきリスクだとすら思うんです。それが顕在化したところで、失うものはないですからね、実は。逆に、「心身の健康を失うリスク」や「やりたいことをやらないで後悔するリスク」の方がよっぽど怖いということに気付きました。

成功をするためには常識に囚われないことが大切で、発明王エジソンが言ったように、

「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ」

という感覚。それこそが起業家に求められているものだと思います。だから私は、あらゆる常識にちょっとずつ逆らってみます。もちろん、法律を犯したりはしませんよ。ターゲットの設定や事業のサイクル、価格や売り方、情報発信のやり方に広告。基本は学びますが、そこから先は全て、試行錯誤します。

そうやっていると、案外世の中の「常識」とされているものは間違えているんだなということがわかります。ここにも穴がある、ここにも・・・そうやって仮説を検証していくのが楽しくて仕方ないんですよ。むしろ私の場合はそれをしないで死んだら、後悔するという確信があります。

起業とは、間違いを犯す権利

尽きるところ、会社を辞めて起業をするということは、間違いを犯す権利を得るということなのだとすら思うんです。もちろんその権利を得るために失うものもあります。月々の安定した給料がその最たるものでしょう。ステータスに経費を使う権利、福利厚生、大企業の看板。でも、私に言わせれば失うモノはその程度です。

そんなちっぽけなモノと引き換えに、頭の中に浮かぶ仮説を(恥をかきながら)検証し、修正してまた世に問い、成功すれば大きな報酬を得られるという最高のゲームに挑むことができる。そんな感覚でやってます。だから、申し訳ありませんが、みなさんのご意見に私が素直に従うことはありえないんです。それでは、また。