「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

「人生」に対する価値観(10万字の長すぎる自己紹介40/50)

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

この記事は、人生計画フォーラムのコミュニティ・プラットフォーム・システムの開発に関するクラウドファンディングプロジェクトが11日後の7/7(金)までに200万円の目標額を達成するために毎日2,000文字以上、書いています。さてこの長すぎる自己紹介も残り10回、価値観編の総仕上げとして、「本丸」の人生に切り込みましょう。

くそまじめに生きることは悪くない

私はくそまじめです。こう言うと大概は笑われるのですが、本当なんですよ。なぜ笑われるかというと、興味のないことにはとことん良い加減だからだと思うのですが、考え抜いて導き出した人生の目標に対して努力するという意味ではめちゃくちゃまじめです。お酒も飲みませんし今はギャンブルもしません。飲まない、打たない、買わない。

それが悪いことだとは全く思いません。そして、まじめな人が報われる世の中であるべきだと思います。世界が平等だとは思いませんし平等であるべきだとも思いませんが、頭を使った人やまじめな人に対して少し多めの資源を配分する世界であることが望ましいと思います。それが創意工夫を誘発し、より良い世界を作るはずだと。

良い大学に入って、良い会社に入って・・・

圧倒的に多数の人は「常識」として、小さな頃からまじめに勉強をして、頑張れば良い大学に入れて、その結果として良い会社に入れて、幸せになれるという幻想を追って生きています。ひと昔前はそうだったのかもしれませんが、今となってはそんなモデルはとっくの昔に崩壊して、社会全体で変な洗脳をしてしまっているなと感じます。

世界は既に変わってしまっているのに、人間の思い込みの方が変化についていけていないんですね。良い会社に入りさえすれば幸せになれる、結婚して子供を作ってマイホームを買って・・・そんなのもう、成り立っていないんです。子供がいても離婚なんて当たり前、頑張って良い会社に入ってまじめに働いても、運が悪ければまともなマイホームの一つも買えない、買ってもパパは単身赴任で住めない。そういう残酷な世界に我々は生きています。

人生の長さが変わってしまった

『ライフシフト』という本にもある通り、人生に関して近年もっとも大きく変わったのは人生の長さです。今までせいぜい80歳まで生きることを考えれば良かったのが、平均寿命が100歳に近づいていく中で今までよりはるかに長い時間軸で考えないといけなくなりました。定年も年金も医療も、あらゆる制度はまだ追いついていません。おそらく、いつまでも追いつくことはないでしょう。

サラリーマンとして60歳まで滅私奉公で働いて、定年退職をして退職金をせしめ、年金をもらって悠々自適。そんな人生はもうどこにもないんです。定年退職は65歳になり70歳になり、そもそも定年という言葉が年齢に対する差別用語ということになるでしょう。逃げ切りはなく、いつまでも働かないといけないんです。

年金は思ったほど貰えませんし、寿命が長くなれば貯金はそのうち底をつきます。どんなに給料の高い人でも、シミュレーションをすれば80歳を過ぎた頃に家計が破綻します。この結果は、頑張って出世をして高い給料をもらったとしてもさほど変わりません。不思議な話ですが簡単なことで、給料が高いと生活レベルを上げてしまうからです。

努力は必ず報われる、わけではない

なので、古いモデルに従ってくそまじめに努力だけをしていても、なかなか幸せにはなれません。かつては会社が温情で用意してくれたポジションももうありませんし、終身雇用は名ばかりです。100歳まで面倒を見てくれる人は誰もいないんです。会社も国家も、そんなことは想定していない制度に従って淡々と事務処理をするだけです。

努力がいけないというわけではありません。努力は大切です。ただ、自分の頭で考え抜くことなく「正しくない」努力を続けるだけでは、これからのサラリーマンは幸せになることは難しいでしょうね。追い詰められてメンタルを害して自殺する、どうしてそこまで会社に尽くさないといけないのかと、世間は不思議に思うことでしょう。

人生を選べることが大切

こんなことになるのは、人生を選べないから、選択肢がないからです。「会社を辞めたらのたれ死んでしまう」という恐怖感が、どんなことでも耐えるしかないという鋼の(その実とても脆い)メンタリティを支えているんです。「子供のため、家族のために」という欺瞞もその役割を担うことがあります。いずれにしても、不幸なことです。

例えば会社を辞めて自分で生活費を稼いでいくという選択肢さえあれば、助かる命もあるのではないかと思うんです。命が大げさなら、もっと幸せになれる人が増えるんだと信じています。だから人生計画フォーラムは長期的な視点で自分の頭で考えることを大切にして、人生を選べることを目的としているんです。それでは、また。