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信用の器 フラスコ

サラリーマンは「弱者」である

フラスコ代表、安田です。『新しい副業のかたち』は主婦や起業家の方のお役に立てる本にはなっていますが、想いとしてはサラリーマンの方のために書きました。かつての自分のように、サラリーマンは「弱者」であるにも関わらず、誰からも助けてもらえない孤独な存在だと思うんです。

「まるで奴隷のようだ・・・」

これはサラリーマンだった頃の、私自身の心の声です。日本生命がブラック企業だったわけでもありませんし、むしろ当時の私はやりたい仕事にチャレンジさせてもらったり、客観的には恵まれているように見えていたと思います。それでも、心の深い部分が確実に病んでいっていました。

仕事は高度で専門的ではありましたが、世の中を良くするなどの意味があるものとは思えませんでした。エネルギーの大部分を組織の意思決定やそれこそ忖度という内向けに使いますし、人間関係の悩みも多い。肉体ではなく頭脳を使う労働ではありますが、これは現代の奴隷だと感じていたんです。

一度しかない人生が、ただ耐えるだけであって良いはずがない。もっと自由と好奇心にあふれる生き方ができるはずだ。子会社への出向や社外への派遣を含む何度かの異動も経験して、この先この悩みがなくなることはないと確信しました。当時は副業も禁止されていましたから、転職ではサラリーマンとしての悩みは解決しないので、起業をするしかないと。

選択肢がないのは、本当に苦しい

起業をするのに遅すぎるということはありませんが、会社を辞めたときの私は38歳という年齢であり、時間をかけてコミュニティを育てるにはできるだけ早くスタートを切りたい、もうあまり時間は残されていないと感じていました。退職金が増える年齢まで待つとか、定年退職まで待ってしまうと理想は実現できない。

結婚をしていて小さな子どもがいましたから、悩みました。常識的に考えれば、給料の高い会社を辞めて起業するなんていう選択肢はありません。サラリーマンには仕事を続ける意外の選択肢が、実質的にはないんです。家族のために生活のために、世間体のために雇われ続けるしかない。

毎朝毎晩満員電車に押し込まれ朝早くから夜遅くまで、選択肢のないまま無理な忍耐を続け、心身の健康を害していく人もいます。転勤を命じられれば買ったばかりの新居を出て、かわいい子供と離れて単身赴任をする。何のために生きているんだろうと自問自答しながら、でも子供のためにはそれしかないと自分に言い聞かせる。これが弱者じゃなくて何でしょうか。

サラリーマンは弱者に見えない

それでも、サラリーマンを助けてくれる人は誰もいません。彼らは給料も高いし家族もいて、見た目は健康であるので世間からは「強者」であるとされているからです。お腹を空かせている子供やシングルマザー、虐待されている子供がいれば誰でもかわいそうと思いますが、会社員はむしろ助けられるのではなくて助ける側だと誰もが思っています。

もちろんそれを苦痛に感じていない人もたくさんいます。ちょっと我慢すれば土日は休めて、お酒を飲んだり子供の寝顔を見たらストレスは消えてまた明日から頑張ろう、と思える人はサラリーマンに向いています。私はむしろ、まじめすぎる人の方が会社員に向いていないと考えています。

人生なんてそんなもの。深く考えたって仕方がない。そうやってあっさりと大人になれる、思考停止できる人はうまくやっていけます。しかし私のような「いや、人生がそんなものであるはずがない。生きる意味とは・・・」といい歳をして真剣に考えてしまうような人が、苦しむんです。

本人は真剣に悩んでいる

「意識高い系」「考えすぎ」「厨二病」「早く大人になれ」「清濁併せ呑め」などと思われるかもしれませんが、それができたら最初から苦労はしません。それが、まじめすぎてできないんです。どうしても、世の中にどんな価値を提供するのか、本質とは何かなんてことを常に考えずにはいられません。

これは良い悪いではなくて、そういう性格を持って生まれてきたのだということだと理解しています。あまり抵抗なく「大人」になれる人となれない人がいて、なれない人がサラリーマンが合わずに苦しんでいる。周りから見たら贅沢な悩みに見えますが、本人は至って真剣に悩んでいます。

「お金がないからどうしよう」という悩みと「何のために生きているのか」という悩みのどちらが軽くてどちらが重いかは、他人からは判断できません。多くの人に共感される悩みではないのは私もわかっていますが、実際にそういうことで死んでしまいかねないくらい悩んでいたのだから、仕方ありません。

リスクを取らずに副業から始める

一番の問題は、選択肢がないことです。転勤を命じられて断るとか、昇進を拒むなどといった選択肢はまじめなサラリーマンにはありません。何を言われても、自分を騙して耐えるしかないんです。そして限界を迎えたら病気になるか突然会社を辞めるか、あるいはその両方です。

突然会社を辞めるのは、それでも何とかなるとは言ってもリスクが高すぎます。そうではなくて、会社を辞めずに副業として稼ぐ力を身に着けておき、会社との対等な関係を維持することもできるしいつでも辞めても大丈夫、という状態を作れたらずいぶんと気持ちは楽になります。

新しい副業のかたち』は、選択肢がなくて苦しんでいたかつての自分を助けたいと思って書きました。ただお金を稼げば良いという話ではなくて、「稼ぐ力」が本質です。稼ぐ力を持った、自由で好奇心あふれる生き方ができる人が増えることを、心から願っています。

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