一人合宿でビジネスは進化する

投稿日: 2020年12月8日

フラスコ代表、安田です。もう今から年末年始が楽しみで仕方ないのですが、それは例によって「一人合宿」をするからです。みなさんも私みたいに２週間とは言いませんが、３時間でも良いので「考え抜く時間」を作りませんか？

一人合宿とは何か

一人合宿というのは、検索すると出てこなくもないので独自の用語というほどではありませんが、私が思いついてやっているものです。商標出願、してません。５年前に起業したタイミング、正確にはもう少し前にサラリーマン時代から始まった習慣とも言える取り組みです。

会社だったら（いやうちも会社なのですが）、経営陣が集まって経営合宿というのをやると思います。要はそれを一人でやるというだけのこと。自宅やカフェでも実行可能ですが、実際にビジネスホテルを使うこともあります。一人になって、集中して考える時間を確保するんです。

期間は過去最長は１ヶ月というのがありましたが、２泊３日程度でも十分に結果は出ます。期間中は、基本的には誰にも会いません。オンラインでのセッションやイベントの類も一切やりませんし、出席もしません。人と接すると、思考の純粋度が失われてしまうからです。持ち物はノートとペン。本すら読まず、ひたすらアウトプットの日々です。そう、ストイックなんですよ。

なぜ、一人合宿が必要なのか

一人でビジネスをやっていると、いつも自由なんです。誰かに何かを強要されることもなければ、進捗を管理してくれる上司もいません。極端な話、ビジネスに関することを何もしないで毎日ゲームをしていても、叱られることはありません。

「夢のような暮らしだ」と思われるかもしれませんが、これはこれで困ったことが起こります。そう、気を抜くとビジネスが止まるんです。ゲームまではしなくても、日々誘われるままに交流会に行ったり「楽しそう」と感じることをやっていると、迷走していることにすら気が付きません。

言うなれば普段の自分はプレイヤー、作業者なんです。忙しい毎日を過ごしているうちに全体の戦略は見えなくなり、やりたくないことは避け、そしてサボります。それを強制的に「経営者の目線」に専念するのが一人合宿です。経営者として考え抜き、作業者である自分に大戦略を示す、そういう重要な時間です。

今回の合宿テーマ

と言っても、今の私は起業当初ほど時間に余裕がないわけではありません。フラスコもダーウィンも安定してきて、考える時間もそれなりにあります。それでもまあ、作業の合間で数時間考える程度では経営者レベルの発想とはいかず、「課長・部長」レベル、日々の改善どまりになりがちです。

そこを、そもそもフラスコをどうするのか、ダーウィンをどう進化させるのか、その次・次の次には何があるのかということを聖域なく考え抜くのが今回の一人合宿です。結果として、愛着のあるサービスを自らの手で潰すこともあります。何かを掴もうと思ったら、何かを手放さないといけません。これは現場の判断では、できないことです。

今、見えている範囲のビジネスを完成させる「３×３ビジョン（未発表）」というものと、その先のビジネスや人生についてビジョンを描きます。今まではお金を稼ぐためにという動機もありましたが、これから先は違います。安定的な収入が確保できうつつある今、本当にやりたいことは何か、問われることになります。