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信用の器 フラスコ

書きたいことが書けなくなってきた

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

起業前から毎日1記事、2千文字を書いていて、このところは週に2回くらいに頻度を落としていたブログですが、ここ1週間くらい、更新が止まりました。体調を崩して寝込んでいたからということもありますが、何だか気楽にブログを書けなくなってきてしまったんです。いくつか原因があるのですが、どうにかしないといけないなあと。

原因1:バズの罠

Newspicksに記事を「セルフピック」して様々なフィードバックを受けるうちに、「バズ」という現象が半ば意図して起こせることに気付きました。簡単に言うと、バズワードを含む議論を呼ぶ内容を、どちらかのポジションを取って言い切るとバズが起こり、うまくいくと1万を超えるPVが稼げてしまいます。

炎上しているというのなら抑止も効いたのでしょうが、悪いことに書いているうちに炎上を防ぐ技術も向上してきて、ぎりぎり炎上させずにきれいにバズを起こすという芸当が、できるようになってきました。それを見込んで寄稿の依頼が来たりもしていますから、これはブロガーとしてはかなりの技術であると言えるでしょう。

これを磨きあげて、ブロガーとして生活してくという道すらあるのかもしれませんが、私のやるべきこと、やりたいこととは違います。生活するために書きたくもない内容のブログを書き続けないといけないとしたら、サラリーマンでもやっている方がマシです(笑)。例えが悪かったかもしれませんが、まあそういうことです。

つまり気付くと、バズを起こすことができそうな内容を書くことに腐心し、書きたい内容や書くべきテーマを扱うことが徐々に減ってきたと感じているのです。

原因2:コメントへの過剰反応

Newspicksにあげたことの弊害は他にもあり、非常にタイムリーなコメントが反応として貰えるのが良い点なのですが、それがあまりにダイレクトすぎ、誰がどういうことを書くか、書いているときに容易に想像できるようになってしまいました。頭の中で、自分で突っ込みを入れて、事前に修正するという感じです。

自分のやっていることを素直に告知したいのに、「これはステマだ」と叩かれることが事前に頭をよぎり、どっちつかずの無難な内容になってしまったり。自己開示をするにも、テクニックだと言われると面倒だなあと思ってやめてみたり。ここしばらくは誰のために文章を書いているのか、良くわからなくなってきていました。

原因3:クオリティの自縄自縛

で、これはNewspicksだけではないのですが、ありがたいことにブログ記事のクオリティは高く評価されつつあり、実際に寄稿の依頼が複数来ていますし、ネット上だけではなくてリアルで会う人からも「あのブログ、面白いですね!」などと褒めて頂くことが多くなってきました。そうすると、意識してしまうんですね。

もちろん、それが文章のクオリティを高めるということもあるので悪いことばかりではないのですが、本来の私の持ち味はもっとこうなんていうか、無責任にだらだら書いた方が活きると思っているんです。根拠もなく言い切ってみたり、漏れもあるしダブりもあるけど何だか説得力がある、みたいな。

そういう文章を気楽に書こうと思っても、ネット上のコメントや世の編集者の目、世間の人からの評価を気にして「これはアップするに値しない」なんていって文章ごと消してしまったり。気にしなければ良いのですが、そこまで心臓が強くないんですよね。案外、傷つきやすいので大切にしてくださいね(笑)。

そもそものブログの位置付け

で、病床で考えたわけです。そもそも自分は、なぜブログを書いていたんだっけなあと。悩めるサラリーマンに読んで欲しい、人生計画の存在を知って欲しい、サラリーマンへの不適応という同じ悩みを抱える人との新しい出会いを作りたいということだったはずだと。寄稿の依頼や仕事の広がりは、副産物でしかなかったはずです。

幸い、その寄稿のお陰で、クオリティの高い文章を色々な人に読んで頂くルートは確保できています。リアルな仕事や出版の夢へは寄稿が架け橋になってくれることでしょう。それなら寄稿の文章は今までどおり本気で書き上げつつ、自社のブログではもっと遊べば良いのではないかと考えるようになりました。

今後、ブログはどうするか

なので、自社ブログは再び「基本は毎日更新(休日除く)」「文字数は2千文字程度」で書いていこうかと思います。朝令暮改ですが、やりたいようにやることが重要なので、仕方ありません。そして重要な点ですが、Newspicksへのセルフピックは今後、基本的にはやめようかと考えています。ついでにアメブロもやめます。

拡散を最小限にとどめ、気楽に書きたいことを書くという習慣を取り戻すこと。これ、極めて大事だなあと。私のビジネス全体においても、文章の位置付けは極めて高くなってきているので、それをますます効果的に使うための重要な施策です。だから、この記事もそっとアップしておきます。それでは、また。