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信用の器 フラスコ

成長企業に足りないものを補う方法

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

たまには経営コンサルタントらしいことも書きますが、急成長を遂げ、大きくなりつつあるベンチャー企業・中小企業に足りないものは何だと思いますか。ヒト・モノ・カネ全てが足りないのですが、とりわけ深刻なのがヒトの不足です。

ベンチャー企業の成長プロセス

成長するような企業においては、確実に言えるのは「社長が優秀だ」ということです。独自の商品なりサービスを生み出し、市場の隙間を見つけ、卓越したマーケティングもしくは強力な営業力で売り込んでいく。最初は一人か、パートナーと一緒に事業を展開することが多く、チームを組んでいることは稀です。

そして、この社長は財務の専門家であることはまずありません(ここでは、コンサルとしての起業を除きます)。パートナーに財務の専門家を選ぶことも珍しいケースでしょう。普通は、技術系か営業系の突出した能力を持っている人が社長・共同経営者になっていることが多い。

そして、売上の増加と共に、まず営業マンを増やし、次に技術系を増やしていく。間接部門は、いわゆる総務(事務)を1名置く程度でしょう。従業員20名くらいでも、組織の形を取っているのは営業だけで、あとの業務は社長直轄だったりします。そして、更に大きくなろうとする時に、壁にぶつかります。

CFO機能を果たすべき財務人材が不足する

ある程度、会社が大きくなれば財務を担うCFO人材がいた方が良いのですが、これが、内部で育成するのが難しいのです。外から採ってくれば良いのですが、ここで問題が発生します。創業以来、社長は経理は誰かに任せてきたのです。最悪の場合、経理部長は社長の奥様だったりします。

外からCFO機能を果たすことのできる程の財務人材を採ってくれば、今まで頑張って経理を担ってきた人の上になります。これでは、その経理の人が面白かろうはずがありません。かといって、その人がCFOクラスに成長することはまず、ありません。これは、人の資質の問題です。

また、いきなり高い給料を払ってCFOクラスの人材を採るほど、当初は財務の仕事が多くないということもあります。社長や創業時の役員も財務に詳しくない、人は採れないし育たないとなれば、会社の中に財務人材がいない状態になるわけです。これは、規模が大きくなればなるほど、深刻な問題になってきます。

財務部の主な機能である、①財務戦略策定、②バランスシート管理、③資金出納管理、④直接・間接金融による資金調達、⑤資金の運用管理、⑥金融機関や格付機関への対応、⑦財務計画作成、という機能がその会社には無く、超多忙な社長や、素人である経理担当者がこれらを何とかこなしている、という状態になるからです。

これは、計器のないコクピットで、飛行機を操縦するのに等しいです。パイロットである社長の腕前は確かかもしれませんが、嵐が来たり、機体に何かしらの不具合が出た場合には対応できません。

税理士や銀行の担当者に丸投げする方法

それでは、そういうステージにある会社はどうすれば良いか。一番多いのは、税理士の先生や銀行の融資担当者を「うまく使って」いく方法でしょう。ただ、これではうまく行かないことが多いのが事実です。どちらも、財務の専門家ではありませんし、ましては当社の財務のことを把握しているわけではないからです。

あくまで、税理士は確定申告と税務調査が専門であり、銀行員はできるだけ多くお金を貸すことが仕事です。上記の財務機能のほんの一部しか、担ってはくれません。専門分野では頼りになりますが、それ以外のことをボランティアでやってくれるほど、彼らもヒマではありません

コンサルタントを使って凌ぐ方法

で、この窮状を解決するために私がご提案しているのは、財務のコンサルタントを使う方法です。1千万円出してCFOを雇う必要は無いけれども、その何分の一かのコストでコンサルを雇い、当面の財務機能を発揮させる。これでコクピットに計器が無い状態はとりあえず回避できます。

そして、コンサルはCFO機能を発揮しつつ、継続的にコンサルをする中で、財務人材を育成します。コンサルは会社に常駐するわけではありませんから、日常的な財務の仕事はコンサルの指示のもと、経理部にいる若手社員が担当することになります。この若手を、未来のCFOへと育成するというわけです。

これなら当社にとっては、コストを抑制しながら財務機能も入手でき、人材も育つので会社の本格成長期に対する備えもでき、変な確執もないと(笑)。私はこのサービスを必要としている会社は、実は非常に多いと確信しています。本当に財務機能が無くても良いと考えている会社は、無いはずですからね。

というわけで、弊社が提供するのは「社外CFOとしての機能を発揮しつつ、財務人材を育てる」サービスです。ご興味があれば是非、ご連絡下さい。それでは、また。