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信用の器 フラスコ

人に会わないとビジネスは始まらない

夢とお金の専門家。シナジーブレイン、安田 修です。

今まで勤めていた会社から離れ、時間ができるかと思いきや、案外忙しくしています。何をしているかというと、人に会っています。ビジネスというものは、部屋に閉じこもってPCと格闘していても、進んでいかないですね。

今までの経緯

私がサラリーマンをしながら起業の準備を始めたのは、去年の4月からです。5月に池袋にレンタルオフィスを借り、その後はしばらく、夜間と土曜日、ひたすらオフィスにこもってインフラの構築を進めてきました。ちなみに、残念ながらこの期間、収入は発生していませんから、副業ではありません(苦笑)。

Jimdoでサイトを立ち上げては潰し、6種類のサイトを立ち上げて潰し、ブログを毎日更新し、Facebookのアカウントを2つとTwitterのアカウントを3つ育て、メルマガを発行して、ビジネスアイディアを練り上げて・・・。これだけやると、結構時間を使います。外に出ている時間はなかったと言っても嘘ではありません。

その時間は無駄ではなかったと思います。サイトの構築などお金を払ってプロに委託すれば良いという考え方もあるのですが、ある程度は自分でやってみないと、プロに指示を出すこともできません。「感覚を掴む」程度の作業は、必要です。特に私は起業支援もするわけなので、起業家がするであろう苦労は、一通りしておかないといけません。

で、それだけ時間を費やして得た結論としては、「結局は人と会わないとビジネスは始まらない」「サイトの構築は最後はプロにお願いした方が良い」「アフィリエイトは時間効率が悪い」「FacebookとTwitterは、匿名でやるとそこまでの効果はない」ということなどです。やっぱりちょっと、いくらなんでも費用対効果が悪かったかな(笑)。

そこで、最近痛感している、人と会わないとビジネスが始まらない理由は、大きく3点あります。

1.集客(クライアントとの接点)

1点目は、集客の観点です。私の場合は特に、コーチ&コンサルタントという事業を選択したことによってその意味合いが強まっているところはあります。コーチングにしてもコンサルティングにしても、その商品価値をネットで伝えるには少し、商品の内容が複雑すぎるのです。

高額商品であっても、例えば腕時計なら同じものが家電量販店に行けば置いてありますから、価格で優位に立てばネット上だけで売買が完結する可能性はあります。

対してコーチング・コンサルティングは、2つとして同じものはないわけです。仮に全く同じことをやろうとしている別の人がいたとして、その人が提供するサービスと、私が提供するサービスは全く異なります。クライアントさんも、その契約を誰と結ぶのかによって得られる効果が全く異なるわけです。

なので、仮にネット上で私のことを知ってくれた人がいたとしても、そのまま契約まで行くケースは稀でしょう。通常は「お試しセッション」のような形でとにもかくにも私に会って頂き、サービスのイメージを掴んで頂く必要があるわけです。そういう意味で、人に会わないと始まらないビジネスだといえます

2.知識の継承とアイディアの練り上げ

二点目は、知識集約型のビジネスでは最初は他人の経験を受け取る必要があり、また、机上で練り上げたアイディアを人にぶつけて練り上げる必要があるということです。経験の無い人間が作る机上でのアイディアは、現実味のないものになりがちですから。そして、ぶつける相手はできれば、自分のビジネスと同一のもしくは近いフィールドで既に実績のある人が良いでしょう。

私もいずれは自分が溜めたノウハウを、新しく事業をする人に教えたいと思っています。1年後には自分自身の経験だけでも、お金が取れるようになっている自信もあります。しかし今は、既にノウハウを持っている人の経験を、お金を払ってでも活用し、自分の商品の一部にしていかないといけないと思います。情報に対する投資です。

情報を使って事業をする場合、どうしても最初は師匠が必要です。コーチングなら、自らもコーチを付ける。コンサルティングなら、自らもコンサルティングを受ける。そうして、先達の知恵を世に拡げていくという感覚です。この感覚が無いと、知識集約型のビジネスはうまくいかないのではないでしょうか。

3.チームの必要性

三点目は、起業家は専門分野以外のことを多くする必要があり、そのためにはチームが必要であるということです。会計・税務や契約・法務、Webサイトの構築、名刺作り、集客・・・コンサルティングでも全ての分野について自分でできるわけではありません。何をするにも、他の人の助けが必要です。

信頼できる相手に頼まないと、クオリティは保証されません。そのためには、色々な人にあって情報を集めることが大切です。

サラリーマンをやっていたころなら社内で手に入ったリソースが、外部に取りにいかないといけない。またこれは1の裏返しですが、ネットで検索して、何となく良さそうな人に高いお金を払って何かをお願いすることは、やってみるとわかりますがかなり怖いです。極端な話、振り込んだお金は大丈夫なのだろうか、とかそんなレベルから始まりますから。

 結論として

というような理由から、今はできるだけ多くの時間を、イベント等に参加して誰かに会うようにしています。できれば単なる名刺交換会ではなく、実のあるものを。そうすることで、確実にビジネスが前に進み始めていることを感じます。何より、人と会っている方が楽しいですし。その点でも、アフィリエイトはお勧めできないな、と思います。

もちろん人に会わないということをどう感じるかには個人差がありますが、大切なのは、「自分が楽しいと感じられることに時間を掛けられるビジネスを選択する」ということなのではないでしょうか。人生をより良くするために、仕事が心から楽しいと感じることを目的として、起業するのですから。それでは、また。