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信用の器 フラスコ

遊ぶように働き、働くように遊ぶ

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

私が独立をしたのは何のためなんだろうなあと突き詰めて考えていくと、まあ世界を変えるとかは置いておくとすれば、より充実した人生を楽しみたいからです。そのためには、仕事と遊びの境界線をなくすのが理想的だと考えています。

なぜ仕事は楽しくないのか

暗黙のうちに、仕事とは「辛いけれども我慢して時間を売り、給料を貰う行為」という定義であり、遊びとは「お金にはならないけれども、やりたいように楽しんでする行為」であるという考え方があります。まあしかし、言葉の意味としては概ねそういうことであり、それほど異論はないのではないでしょうか。

ではなぜ仕事は「辛い」のでしょうか。それは恐らく、他人から強制されてやっているからでしょう。自分の利益のためではなく、他人の利益のために必ずしも自分がやりたいことではない仕事も、やらなくてはならないからだと思います。言い換えると、仕事とは「他人の人生を生きている時間」であるから楽しくないのです。

一方で遊びはなぜ「楽しい」かというと、それが純粋に自分のためだからでしょう。他人に強制されておらず、やりたくなければやらなくても良い。やりたいことだけをやっていれば、楽しくないはずがありません。逆に言うと人は皆、楽しい遊びしかしないはずです。遊びとは「自分の人生を生きている時間」であるから楽しいのです。

では、「遊ぶように働き、働くように遊ぶ」とは具体的にはどのようなことかと言えば、「自分の人生を生きながらにしてお金を稼ぐ」ということになるでしょう。もちろん、言葉遊びとしては「他人の人生を生きながらにしてお金をもらえない」という定義もできるのですが、そんなの理想的な状態のはずがないですよね(笑)。

 会社を辞めて起業をする理由

15年サラリーマンをやってきて、「自分の人生を生きながらにしてお金を稼ぐ」状態を続けることは、サラリーマンとしては実現が不可能だと思い至りました。世の中には、入社して3日でこのことに気付く人もいるのでしょうけれども、とにかく私は15年かかりました。

15年やってきたからこそ、こういうコンセプトに至ることができたのだと考えています。これだけの技能を身につけ、高いレベルの仕事を経験し、暖かい家庭を築けたのも、全てサラリーマンをやってきたからです。そこにはただ、感謝しかありません。大学を出てすぐに起業をするなんて、もったいないなあと心から思います。

サラリーマンとして(辛いこと、腹立たしいことも含めて)豊富な経験を積んだ、それでもある意味企業に飼い殺しにされている優秀な人が自由になり、幸せになるための手助けをしたい。そういう風に考えることができているのもまた、この経験があるからこそでしょう。

私は、仕事が好きです。ただ、他人から強制されてやる仕事は好きではありません。自分がやりたいと思うことを、心の声に従って、やりたいようにやっていきたい。世の中に役立つビジネスを選び、仕組みを作り、人を雇い、発展させて、多くの人を幸せにしたい。それが、遊ぶように働くということです。

自分がやりたいと思うことをやる時に、何となくやるのではない。本気で考え、全力で行動し、人を巻き込む。それがいつの間にかビジネスになっていく。これが働くように遊ぶということです。プライベートの時間と仕事の時間が、切り分けられなくなるのが理想です。遊ぶことがビジネスになり、ビジネスが遊びになる。それが理想です。

 遊ぶように働くことは実現可能か

お金というのは不思議なもので、本当に世の中のためになることをやっていれば、自然に集まってくると思っています。「役に立っているけれども儲からないビジネス」なんて本当は無くて、それは「役に立っていないから儲からない」のだと思います。多くの人が楽しいと思えるものを提供できればお金が集まる、すなわちビジネスになります。

このことは、インターネットの整備と共に加速したと感じています。情報とお金の流れが、以前と比べてスムーズになった。「役に立つ」と「儲かる」の間のタイムラグが、大幅に短くなったのではないでしょうか。そういう意味でも、これからは起業の時代なのです。

多くの人が楽しいと感じることを提供できれば、それはすぐにビジネスになる。これが現在のルールです。お金は、どれだけ楽しいことを提供できたかの「点数」に過ぎない。「生活をしていくために、自分を犠牲にしてお金を稼ぐ」という発想が、仕事をつまらなくしているのです。

サラリーマンをしていくことしか選択肢が無い時代であればそれでも良いでしょう。しかし、今はそれ以外にもお金を稼ぐ方法はいくらでもあります。誰でも独立して事業を営んでいける時代なのですから、旧態依然とした働き方にいつまでもこだわっているのは、もったいないと思いませんか?

それでは、また。