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起業とは、恥ずかしさとの闘いかもしれない

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

業種にもよるかもしれませんが、技術系つまりコーチやコンサルでサラリーマンが起業をしていく上では、「恥ずかしさ」は一つの成長に対するブロックになるでしょうね。営業やセミナー、情報発信はもちろんのこと、プロフィール一つ作るのも恥ずかしさとの闘いになります。

何をするにも、とにかく恥ずかしい

サラリーマンと起業家の大きな違いとして、自分を全面に出していく必要があること、何でも自分でやらないといけないことがあります。今まで「やっておいてね」とか「うちの仕事じゃない」で済んでいたことを、全部自分でやらないといけなくなります。業種にも拠りますが、自分の顔や個人情報を出す機会も増えます。

プロフィール一つ作ると顔写真も出しますし、実績について多少「盛る」ことも必要になります。嘘はいけませんが、やってきたことを「私がやりました!」と言うだけでも、日本のサラリーマンは苦手とするところです。ブログを書いたり、SNSで情報発信をすることも人によっては恥ずかしいでしょう。

動画の配信なんてすごく恥ずかしいですよ。セミナーをするのも、営業をして自分を売り込むのも、お金の話をするのも全て恥ずかしいでしょう。そもそも、会社を辞めて起業をすると宣言するだけでも周りからどう思われるか気が気ではなく、恥ずかしいので二の足を踏んでいる人がたくさんいるのではないでしょうか。

セルフプロデュースの恥ずかしさ

コーチ・コンサル業は究極のところ、自分を売る商売です。商品開発をして尖らせたりといった工夫はしますが、結局は「私の能力を買って下さい」と言っているのです。だから自分はこんなに優れていて、個性的で、努力もしていますということを、直接的か間接的かはわかりませんが、伝えていく必要があります。

これはね、やっぱり最初は恥ずかしいですよ。商品は売れても自分は売れないという感覚は、人として正常であると言えるでしょう。でも、そういう人はサラリーマン時代、おそらくトップ営業マンではなかったはずです。トップ営業マンは、商材が何であれ「自分を売る」ということができています。

「営業は苦手ですが経営には興味があります」と言う人は多いのですが、経営とはすなわち、営業なのだと思いますよ。マーケティングというと耳障りは良いですが、「いかに売るか」は経営そのものです。経営者は、内外で常に「営業」をしています。恥ずかしいなんて言っていられない、というのが実情でしょう。

大企業で守られてきたこと

私自身もそういう面はあったのですが、大企業だと「自分は◯◯のプロだから営業はできない」ということがある程度許されてしまうことがあります。しかし、それは健全な姿ではないのだろうなと思います。そもそも、大企業においても社内営業ができないと仕事のクオリティは高まらないですしね。

私はサラリーマン時代には、財務の仕事では一応、営業もさせて頂いてお客さんと直接的に接することができたのでまだ恵まれていました。その経験がどれほど役立っていることか。営業経験がなくて起業をするのであれば、より積極的にセルフプロデュースや営業をやっていき、慣れる必要があると思います。

これは、ビジネスを進めていく上で必要でかつ大切なことを今まで、他の人に依存していたということです。これは自戒を込めて書いています。私は、直感的に「恥ずかしい」と感じることには積極的に取り組んでいくようにしています。そこにはきっと、成長のためのヒントがあるのだと信じて。

プライドと恥ずかしさの関係

最後に、プライドの話です。結論としては、何事もプライドがあるから恥ずかしいのではなく、プライドが足りないから恥ずかしいということではないでしょうか。もちろん、倫理に反することやあからさまな売名行為など、違った意味での恥ずかしい行為は慎みますが、やるべきこと・必要なことをするのが恥ずかしいというのはプライドが足りないのではないかと思うのです。

ブログでも動画でもそうですが、始めは恥ずかしいですし、実際に他の人も奇異の目で眺めるものです。でも、続けているうちにそういう目は気にならなくなります。私のブログもそういう段階かなと思います(動画はまだまだ・・・)。突き抜けてしまえば、奇異の目は賞賛の声に変わります。

新しいことを始めるときは、何でも恥ずかしいんです。「また何か、バカなことを始めたな」と人に思われますから。起業そのものが、そうなんです。大企業を辞めて「人生計画」を始めるなんて、さぞ奇異の目で見られていることでしょう。でも、もうすぐそれも突き抜けます。

人生計画フォーラムに人が100人も集まれば、きっと誰も否定はできなくなりますよ。「人生計画なんて当たり前のことだ。自分もこれをやれば良いと思っていた」と言い出す人が増えますよ。それが見えているので、私はプライドを持って「恥ずかしいこと」に取り組むことができるんです。それでは、また。