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信用の器 フラスコ

「純粋に」ブログを書く新鮮な喜び

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

ここのところ、ブログに対するスタンスを二つ、大きく変えています。一つは、シナジーブレインのサイトから人生計画協会のサイトにブログ投稿の場をシフトしたこと。もう一つは、1年半くらい続けてきた寄稿を、卒業させてもらったことです。共通しているのは、積み重なっていくものを捨てる怖さと、その解放感ですね。

ブログを書き始めた頃は

せっかくなのでちょっと私の「ブログ遍歴」を振り返ってみましょう。書き始めたのは3年前。まだサラリーマンだった頃ですね。「1年後に会社を辞めよう」と心に決めて、匿名でブログを書き始めました。もうサイトごと潰しましたが、あの頃は「サラリーマンは起業をして自由になれば良い!」という単純なテーマでした。

会社で鬱積する想いを、ただのグチに近いものまでブログに叩きつけていましたね。21時に池袋のシェアオフィスについて、終電までに毎日必ず1本(土日分も含めて)、2,000文字以上の文章を書いて世に送り出す。それだけは最低限、やろうと。まあ今思えば書きたいことを自由に書いていたので、気持ち良かったですね。

文章のスキル自体は確実に今よりも拙かったのですが、それでも毎日書いていれば、ちょっとずつ上手くなりますよね。その効果と、最初は誰も読みに来てくれなかったブログが、100記事・200記事と積み重ねると数百・数千というアクセスが集まりだすことがわかりましたので、「実験」としてのブログは役割を終えたわけです。

Newspicksでバズを狙う

起業をして顔出しをしてから「実験」として取り組んだのが、Newspicksという経済専門のキュレーションサイトを使ったバズマーケティングです。何それ?という方はこの記事をご参照ください。簡単に言うと、Newspicksは一時的にはてブやSNSよりもバズを起こしやすい状態にあったので、それを使って色々と試してみたんですね。

バズることの気持ち良さ、リスト集めにバズを使うことの効率、メンタル面を含めた炎上のコスト、ネット集客の限界などなど、ここで得た学びは大きなものでした。運営ポリシーの変化とブログの成長に伴い、バズマーケティングは終焉。それに伴いNewspicksとも距離を置くようになりました。ここまでが1年くらい前のことですね。

バズマーケティングの目に見える効果の一つとして、寄稿の声がかかるようになったことが挙げられます。お金を頂いて文章を書くというのは名誉でもあり、それによる知名度・信頼性の更なる上昇もあるので、ありがたかったですね。隔週で2社に対して寄稿をさせて頂いていたので、ピーク時は毎週寄稿をしていました。

寄稿を卒業させてもらう

ちょっと時系列としては逆になりますが、話の流れで寄稿の話から。この度、JBpressさんへ寄稿を卒業させて頂きました。「人気がなくなって、切られたんじゃないの?」と邪推する人もいると思うのですが、あくまで惜しまれながらの引退(多分)です。正直もったいないですが、ブログのステージが上がるからというのがその主な理由です。

かつてはバズマーケティングを標榜していたこともあり、割と中立的でPVを集めることのできる記事を中心に書いていたのですが、これからは価値観を伝えるための、ある種「偏った」記事を書くことになります。私の言葉で言えば、バズる記事から刺さる記事へのシフトです。「ステマだ!」って言われるくらい、主張が入った文章です。

そういう文章は、寄稿をするにはそぐわないんですよね。寄稿は過去記事のリライトを中心に対応してきたのですが、ほぼ使いまわせる記事がない状態になってきました。毎回書きおろすには、寄稿はしんどいんですよ。文章を書くということは魂を削るような作業なので、自分のためにしかそれができないんですよね、私は。

シナジーブレインから人生計画協会に

寄稿が終わったのがこの3月末(本日)であり、シナジーブレインから人生計画協会にブログをシフトさせたのがそれより少し前、1月のことです。バズる記事の効果もあってSEOも効いてきていたので、何だかんだで毎日1,000アクセスくらいあるサイトを「捨てる」にはもったいないという気持ちも強かったですけど、決断しました。

今やっていること、これからやっていくことを考えると、どう考えてもブログはこっちにあるべきなんです。ポータルサイトとして、強化していくべきは人生計画協会です。その結論が揺るがない以上、過去の記事は「サンクコスト」です。意思決定にそれが要素として入ってくることは、間違いなんです。これでスッキリしました。

 そして「純粋な」ブログへ

大きな財産を2つ捨てたことにより、今はすごく「純粋に」書くことができています。それは、書きたいことを思いつくままに適当に書くということではありません。ゴールから逆算した、その時必要なことを書くことができるという意味です。ステマではなくて、純粋なマーケティングです(笑)。集客のためのブログです。

ブログへのアクセスは数十アクセスと、かつてと比較して激減しました。それでも必要な人のもとには届いていると感じますし、少しずつ検索にもヒットするようになってきました。全く後悔はしていませんし、みなさまにも長期的には、とても正しい判断をしたのだということがお分かり頂けるはずです。それでは、また。