「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

大儲けするためには、世界をちょっとだけ変えるのが一番

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

「人生計画フォーラムは、公共性の高い取り組みですよね!」と良く言われます。確かに私は「人が夢を目標に変えて実現するために必要な学びが全て揃う、プラットフォームを提供する」という理念を高らかに掲げていますし、世界をちょっとだけ変えるつもりです。でも、「自分は儲からなくても良い」なんて全然、思っていないんですよね。

世界を変えるのは、慈善事業ではない

フォーラムは人生計画協会という非営利の団体を運営主体において、全ての参加者の負担を最小限に抑えつつ、動けば動くだけメリットがある、夢が目標に変わり実現に近づく仕組みです。私は他のブランチリーダーと同じように、株式会社シナジーブレインとしても参加しており、そこで価値を提供することにより、稼ぐ気マンマンです。

何より人の流れとお金の流れ、すなわち信用の真ん中に自分がいさえすれば、ビジネスのことは何とでもなるというのが本音です。他で収入を得つつ、ボランティアでこういう仕組みを運営することは不可能ではないと思いますが、利益のないところで全力を出すことは極めて難しいですし、何より長続きしませんよね。

既に財を成した「成功者」が引退後に取り組むケースはもしかしたらある(それだって、節税や功名心、犯罪防止といったメリットはあるのですが)のかもしれませんが、ビジネスとしてきちんと組み立てた仕組みで世の中の役に立つ方が全力のサービスが長続きしますし、結果として大きく世の中を変えるのだと私は確信しています。

理念よりも先にくるもの

世界を変えた企業は、理念が最初にあってそれを貫き通したみたいなことを言う人が多いのですが、私はこれ、疑っています。突き詰めるとどんな偉大な企業も最初はお金か功名心、自分の創造欲求を満足させることなどが起業の理由だったと思います。で、やっているうちにコツンと鉱脈に当たるんです。お、これは世界を変えちゃうかも、って。

そうしたら、その「マーケット」に対して「理念」をぶつけるのがもっとも合理的な判断になるんです。事業は一人でやるのではなくて、多くの従業員や関係企業、何より顧客に動いてもらわないといけないですからね。理念は「必要」になって登場するんですよ。本当に最初に理念があって大成功した人って、ほとんどいないと思います。

FacebookのマークザッカーバーグがCoolに拘ってマネタイズが遅れたのも、Amazonのジェフベゾスが赤字続きの中で拡大路線をとったのも、Googleの創業者2人が全ての情報をまとめているのも、テスラのイーロンマスクが火星移住を掲げるのも、全ては合理的な経営判断でしかありません。若干みなさん、ハートが強いとは思いますが(笑)。

世界を変えたが貧乏な偉人もいる?

上に挙げたような企業が実際に世界を変えたことは間違いないと思います。そして、素晴らしい理念を掲げていることも。世界を変えるということは、人や情報やお金の流れを変えるということです。水が高いところから低いところに流れるように、世界を変えた人のところにお金は集まります。そもそもそれが、資本主義という仕組みですからね。

この文章を書いていると、「マハトマ・ガンディー」とか「マザー・テレサ」という名前が反例として頭に浮かんでしまうのですが、彼らは晩年、その圧倒的な信用力をお金に変えようと思えば簡単だったはずです。お金よりも信用(愛という表現でも良いですが)の価値が高いと判断して、交換しなかったに過ぎないのではないでしょうか。

儲からないなら、何かが間違えている

儲かっていない状態で「私は専門性を生かして人の役に立ちたいんです。お金じゃないんです!」と主張する人って多いですし、専門家としての気持ちは痛いくらいよくわかるんですけど、現状として儲かっていないなら提供している価値かその伝え方か、セールスの仕方のどれかがうまくいっていないのではないでしょうか。

人の役に立てば、お金を受け取ることはできるはずです。お金なんて突き詰めて考えれば、感謝の気持ちを数値化したものに過ぎませんからね。価格を上げられないなら、そこまで大きな役に立っていないということです。ターゲットの所得が低いからと言うなら、多くの顧客を集められないと嘘です。所得が低い人の数は多いですからね。

「良いものを安く提供しているのに、売れない」なんてことはありません。商品の価値か、情報発信か、関係性の構築、そのどれかが間違っています。間違っているのは、やり方です。私はそれらが完璧にできているなんて言うつもりは全くありません。いつも、この3つが少しずつ正しくなるようにチューニングを繰り返しているんです。

そんなわけで私はあくまで利己的に考えて、自分が自由で好奇心に溢れた状態になるためにお金も稼ぎますし、理念を掲げて世界を変えます。それが一番、合理的な方法だと思うからです。それでは、また。