「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

目標から徹底して逆算して、勉強する(10万字の長すぎる自己紹介5/50)

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

この記事は、人生計画フォーラムのコミュニティ・プラットフォーム・システムの開発に関するクラウドファンディングプロジェクトが46日後の7/7(金)までに200万円の目標額を達成するために毎日2,000文字以上、書いています。今回のテーマは受験勉強です。田舎の高校から北海道大学に現役で合格するために、偏った勉強法を採っていました。

まず、北海道大学を受験することを決める

人生計画を語るなら「まず人生の目標があり、そこから逆算して入るべき大学を決めろ」とか言いそうですけど、高校生の自分にそれは無理でした。北海道の田舎で生まれ育って、情報が少なすぎるんですよ。学校の先生になりたいとか消防士になりたいとか、限定情報の中での短絡的な判断だよねって思っていましたし、今でも変わりません。

旭川や札幌の高校に行っても大差はないと感じていたので地元の高校に進み、その後は「とりあえず北大の経済学部に行こう」って決めたんです。北大だったら勝負にはなるし、経済学部なら潰しが効くので、社会に出て情報を集めるためのステップとしては良いだろうと思ったんですね。直感的ですが、間違えていないように思います。

なぜ東大ではないのかというところがちょっと不思議かもしれませんが、高校を選んだときとも同じ感覚なんですけど、「トップにいる必要はなくて、勝負になるレベルにいれば良い」っていう考え方なんです。ひたすら勝ち進まないといけない、終わりのない競争には昔から興味がなくて「勉強なんて全部80点で良いんじゃない?」という。

赤本を買ってきてひたすら対策

それでも、高1のときに初めて模試なるものを受けて「北大経済学部」を選んだら、結果はD判定とかですよ。あれって思いましたけど、とりあえず現状として受け入れました。ああ、学校で習っている勉強だけでは北大に合格できないんだって気づきました。見たことも無いような問題が、たくさん出題されていましたからね。

赤本なるものがあるのを知って買ってきてからは、そればかりやってました。赤本ってご存知ですか?大学ごとの入試問題の過去問です。2次試験には国数英の3科目あって、このレベルの問題が出るんだなと。センター試験は5科目だけど、それは8割で良いんだと。理科と社会は2次試験に無いから、時間をかけて極めるのは非効率だなと。

赤本を見ているだけで、北大の出題傾向は素直で純粋に思考力を問うてくる問題が多いので、国数英の「基礎力」を高めるだけで合格できるんだということがわかるんです。2次試験も6割くらいの点数が取れれば合格できてしまいます。難しいことを勉強する必要はなくて、ただミスを減らせば受かるんだと。あとは逆算で勉強するだけです。

模試ではトップ、定期試験では圏外

高1の夏にはこんな感じで分析をしていましたし、部活も辞めましたからきっと受かるだろうと確信していました。でもこの状態には弊害もあって、学校の先生が「はいここ、試験に出ますよ〜」とかやっている学校の授業に全く興味がなくなってしまうんですよね。「でもそれ、北大の入試には出ないじゃん」と思ってしまうんですよね。

学校の勉強や宿題など、全く意味を感じられなくなりました。授業中は別の勉強をしているか、寝ていました。今は内申点が受験に重要とのことなのでまずいのでしょうけど、当時はこれが北大に合格するための最適戦略でした。中間・期末のテストでは名前が張り出されることもなく下手すると赤点ギリギリでした。

でも模試だけはトップに名前が出るので、先生には嫌われていました。中には理解を示してくれる先生もいましたが、「なぜ俺の授業に力を入れないんだ」みたいなね。そりゃそうなりますよね。設定しているゴールが違うので、やるべきことの定義は変わる。それが当たり前だと思っていました。

人に褒められるためではなく、目標達成のために勉強する

世の中に価値観を押し付けられるのが本格的に嫌いになったのは、この頃かもしれません。自分の頭で考えないで「偉い人」に言われたことをやっていたら、自分の人生を生きることはできないんだと。目の前のテストを頑張って褒められることには何の意味もなく、受験勉強をするのは大学に入るためだという目的からブレないことが大切だと。

大学に入り、卒業して就職をしてもその考え方が変わることはありませんでした。会社の方針についてもつい、「それをすることに何の意味があるのか。本質は何か」なんて考えてしまうし、行動や態度にも出てしまう。今度は上司からみて使いづらい部下になってしまいます。サラリーマンには向いていないんですよ、この姿勢。

しかしサラリーマンを卒業して自分の事業を開始した今、自分の頭で長期的な視点で考え抜くこの態度は、とても大きな力になっています。ようやく住むところを見つけたという想いです。そういう人が世の中には他にもたくさんいて、サラリーマンとしては苦しんでいるはずなので、その人たちの役に立ちたいんですよね。5年前の自分を救う、それが人生計画の原点なんです。それでは、また。