「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

「資格」に対する価値観(10万字の長すぎる自己紹介37/50)

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

この記事は、人生計画フォーラムのコミュニティ・プラットフォーム・システムの開発に関するクラウドファンディングプロジェクトが14日後の7/7(金)までに200万円の目標額を達成するために毎日2,000文字以上、書いています。サラリーマンのときの私は、資格マニアでした。今となっては、無駄ではなかったですが少し効率が悪かったと思います。

保有資格を列挙する

一時期というかかなり長い間、私は資格マニアでした。資格試験という目標に向かって体系的に勉強できるので、資格は取って悪いものではないのですが、やはり資格マニアというのは幸せから逆算すると、非効率だなと思います。資格のために使った時間とお金がどれくらいだったかと考えると、絶望的な気分になりますね。

更新していないものも含めて取得した順番で行くと、アマチュア無線技士、将棋アマ初段、日商簿記2級、基本情報技術者、ソフトウェア開発技術者、オラクルシルバー、証券外務員、生命保険外務員、AFP(ファイナンシャルプランナー)、トータルライフコンサルタント、証券アナリスト、中小企業診断士、TOEIC800点、プロフェッショナルコーチ…システム関係や損害保険関係など、まだまだある気がします。

合格できなかった資格

この他にも合格できなかった資格というのもあって、公認会計士、米国証券アナリスト(CFA)、宅建ですね。あ、不動産鑑定士も考えたこともありました。宅建については「3週間の勉強で合格できるか」という半分遊びみたいな感じでしたし、不動産鑑定士もさほど深入りはしなかったのですが、会計士とCFAはかなりやりました。

会計士の方は給付金の制度も活用しつつ50万円近く使って予備校の教材を買い、自宅でDVDで学ぶという形式に初めて挑みました。2年くらい勉強した後、結論としてはこれは私には向いていなくて、どこまでも過去問中心に独学した方が良いという結論に達しました。CFAも参考書を通信販売で買い込んで、3年くらいはやりましたかね。

要因としてはこの2つが大きいですが、資格には100万円以上は確実に使っていますね。試験前日のホテル代なんかもありますし、受験費用も高いですし、資格取得後も更新費用も毎年かかってきますので、200〜300万円とかそれくらいにはなっているのかも。勉強をした時間を金額換算しなくてもこれですから、考えると恐ろしいですね。

起業と資格の関係

これらの資格が起業において役に立ったかというと、前にも書いたようにかなり微妙です。確かに独立するに際して中小企業診断士を持っていることは心の支えにはなりましたし、人生計画の背景には証券アナリストやAFPとしての素養を活かしてはいますが、資格がないと起業できないなんてことは全くないなとやってみて気づきました。

むしろ時間がない中で大量の情報を収集し、それをコンパクトに処理するという資格取得のためのノウハウが、セミナーをやったりビジネスモデルを組み立てるときに役立っているかな、という気はします。でもこれ、学生時代にちゃんと勉強をしておけばそれでそれで良いのではないかとも思いますね。結論、起業に資格は必要ではありません。

資格を発行する

今や資格は取得しようとは考えておらず、むしろ人生計画コーチという資格を発行しています。資格をたくさん取ったことで多少の「審美眼」が身についたというか、「大したものではない」という意味も含めて資格の本質がわかり、自ら資格を発行することにも心理的な抵抗がなくなったというのが、資格マニアをやっていた効果でしょうか。

本当に役に立つ資格の本質とは何か、多くの資格の中から濾過して残ったものを、選び抜いて受講者の方に提供できる。それができるのは資格マニアをしていたからなんじゃないかと思うんです。だからどんなに回り道に見えても、長期的な視点で見れば人生には無駄ということは何もないのだ、といういつもながらの結論になるわけです。

今から資格を取るなら

試験勉強というのはそれ自体が快感なので、今でもたまには資格試験のための勉強をしてみたいと思うことはあります。でも、難関資格に挑みたいという気持ちは全くありません。全く方向性が違う、変な資格なら良いでしょうかね。例えば、理系の資格や教養系の資格になるでしょうか。まあ、役には立たないだろうなとは思いますが(笑)。

今から取得して役に立つ資格があるとすれば、価値があるコミュニティに参加できる資格ですかね。中小企業診断士の良いところは、診断士同士が繋がる機会が多くて、若いサラリーマンが刺激を受けるにはありなんじゃないかなと思うところです。専門家同士の横のつながり、アカデミックな繋がりがある資格があれば。

逆に言えば、人生計画コーチが提供する価値もそれなのだろうなと思います。本気で夢を目標に変えていきたい意識の高い人が集まる特別なコミュニティへの入場券として、機能していくんじゃないかなと。ただ難しいだけの「難関資格」は、コミュニティに繋がる「価値のある資格」に淘汰され、消えていくと思います。それでは、また。