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「バズる」という麻薬的なあれ

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

先日、NewsPicksへの投稿をキッカケに、ブログ記事が軽くバズりました。普段の4倍くらいの人がどっと自分の記事を見に来るのは、快感です。その麻薬的な魅力にやられて、変な方向にエスカレートしている人も多いような気がしますが、今回はこの「バズる」ということについて。

バズるって何なの?

バズるという言葉自体を初めて聞いたけど意味がわからないぞ!とちょっと苛ついているあなた。これはそろそろ知らないと恥ずかしい単語の一つなので、ここのサイトとかを参考にして下さい。平たく言うとぐぐれかす、です。ちょっとだけ説明すると、SNSを介して記事が急速に拡散されることです。

誰かがシェアした記事を見て、またシェアしてという連鎖が生まれ、拡散が拡散を生んで止まらなくなるような状態が、「バズってる」ということです。Twitterでの拡散が典型的ですが、これが短時間で一気に起こるんです。パチンコの確変みたいなものです。知らない人には余計わかりにくくなりましたね、すみません。

Twitterの他にも、はてなブックマークでのブックマークの連鎖、Facebookでの連続シェアなど、SNSであればバズは起こり得ます。NewsPicksはキュレーションサービスですが、SNSの要素がありますのでそこで有名Pickerさんが取り上げた記事に他の人のコメントが付き、さらにそれを見た・・・と「バズる」ことがあるんです。

冒頭にも書きましたが、先日、たまたま自分でPickした記事を有名Pickerさんが拾ってくれて、軽くバズったことがありました。リアルタイムでその状況をgoogle analyticsで観察していたのですが、普段はぱらぱらしか人がいない私のサイトに、うじゃうじゃトラフィックがある

バズりやすい記事の書き方

そのように気持ちが良くて、アフィリエイターにとっては売上に直結するバズですので、狙ってバズさせることができるものなら、そりゃバズらせたいわけです。記事をバズらせようと思ったら、例えば、以下が参考になるでしょう。

–法則1.「美女(エロ含む)」
–法則2.「タイトルに数字を入れること」
–法則3.「意外性」
–法則4.「お金、年収」
–法則5.「動物、特にネコ(画像必須)」
(後略)

出典:バズは作れる!「ネットで話題になるコンテンツ10の法則」を聞いてきたよ : Blog @narumi

まあ、こう言われると思い当たるフシもあるでしょう。何だかやたら最近、タイトルに数字が入った記事が多いと感じていませんでしたか。ネットで話題になるコンテンツ10の法則、っていうのもそうですね。本のタイトルもこれは非常に多いですよね。

これらを踏まえ、メディアの特性を踏まえて記事を書くと、狙ってバズらせるということもできなくはないかな、と思います。NewsPicksだとインテリの人が多いので、仕事術とか教育とか若者論とかは反応を得やすいですね。などと考えていると、書きたいことを書くよりも、バズり易い記事を書こうという風に意識が向いてくるんですよね。

炎上マーケティングへの誘い

そうすると、行き着く先はこれですよ。炎上マーケティングです。例えば私だと「サラリーマンなんてクソだ」と書くと、「いやいやそんなことはないだろう(怒)!」と多くの反応を得られるわけです。まだ東京で疲弊してるのもそうですし、結婚する意味がわからないもそうですね。誰とは言いませんけど(笑)。

相手の神経を逆なでして、反論したくなる記事を書くと、炎上します。これは共感を得て拡散させるよりも遥かに簡単なことです。とにかく、怒らせれば良いのですから。多くの人の直感とか常識とずれたことを断言すれば良い。人生は金が全てだ、とか妻なんて使用人だ、と言われると、反論したくなるでしょう?

バズってコンバージョンがあるわけではない

そういう記事を書きたくなる衝動は、私にも正直、ちょっとはあります。バズると楽しいですから。炎上であっても、狙って起こしているならある種の楽しさはあるでしょう。それ以上に、アフィリエイターにはアクセスを集めて広告収入を得たいというインセンティブもあります。

当サイトには一切広告を貼っていませんが、自社のセミナーやメルマガに誘導したいという意味では仕組みはある意味アフィリエイトサイトと同じです。ただ、炎上で集めたアクセス数はコンバージョン、すなわち売上には結びつかないと思います。アフィリエイトでも、ケチな広告収入はともかく、高額商品はそれでは売れないでしょう。

やはり、読者の方と信頼関係を築くには良記事を多く書くしかない。バズった時に見に来る人は殆ど一見さんですし、バズるかバズらないかは、ビジネスの発展にはあまり関係がないんです。それでも人は、非合理的に快感を求めるもの、ということですね。それでは、また。