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信用の器 フラスコ

全力で否定しているアフィリエイトのノウハウを自ら活用する

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

私はアフィリエイターを支援しません。人に会わずにPC一つで楽して稼ぎたい、という発想が支援に値しないと考えるからです。一方で、アフィリエイトのことは一通り調べましたし、そこで得たものは非常に役に立っています。

アフィリエイトとは何か

アフィリエイトとは、サイトやブログで広告主の商品やサービスを紹介することで、ユーザーが広告をクリックしたり、商品を購入するなどの成果があがった場合に報酬を受け取ることができる仕組みです。

GoogleアドセンスやAmazonアソシエイト、楽天が提供しているプログラムもありますし、A8.netやバリューコマースなどがASP(Application Service Provider)として有名です。ASPというのはいわゆる、代理店ですね。広告を出しているのはクレジットカードや化粧品に始まり、旅行業者や出版社など、多様です。

アフィリエイターは、自分のブログの中で、「この化粧水を使ったら肌の調子が凄く良い。良かったらどうですか?」みたいな記事を書いて、それを読んだ人に買ってもらうんですね。もしくは、「クレジットカードを比較すると、こういう人にはこれがぴったり」とか。価格.comなんてのは巨大なアフィリエイトサイトです

ブログを書くだけで収入が得られるので、一時期は非常に流行りました。今では報酬が抑えられていますが、やりようによっては月10〜20万円とか、それなりの収入を確保することは可能です。月500万円!とかは嘘だと思います。それはアフィリエイトの収入ではなく、ノウハウを情報商材としてあなたに売ることによる収入でしょう。

否定しているアフィリエイトを調べた理由

冒頭に書いたように、私がアフィリエイターを支援しないのは、「人に会わずにPC一つで楽して儲けたい」という発想が支援に値しないと考えること、もっと言うと「検索エンジンや人を騙してでも稼げれば良い」という考え方がアフィリエイターの根底にあるからです。

ダミーのブログを100個立ち上げてそこからリンクを貼ることで検索エンジンに重要なサイトと認識させたり、互いに広告をクリックし合ったり、良いと思ってもいない商品を推奨したり、ネイティブ広告(ネイティブアド)の手法を踏み越えたステルスマーケティング(ステマ)を使ったりと、グレーな手法について枚挙に暇がありません

なので私はアフィリエイトはしないと決めました。当サイトにもアフィリエイトリンクは一切(稀に本のアソシエイトリンクは貼ります)ありません。ですが皆さんお気づきのように、それがあるはずの場所には、自社の広告が貼ってありますよね。自社の広告をクリックして欲しいと考えると、実はそのノウハウがそのまま使えるんです。

リアルビジネスとの共通点

そういう訳で、アフィリエイトに関する本を大量に買ってきて、相当研究しました。実験的にサイトを作って運営してみたこともあります。結論としては、小手先のテクニックでは長く続くサイトを作ることができません。価格.comは良い例ですが、あれくらい徹底的に役に立つ情報を、出し続けるしかない

SEO対策で検索エンジンを騙して売上をあげても、Googleがポリシーを変え、アップデートをかけるだけで売上が激減します。本当に有益で、客観的な情報を出してファンを作らない限り、アフィリエイトも成功しないということが良くわかりました。そういうサイトを作りたいということなら、支援しても良いかなと思うようにもなりました。

「アフィリエイトをやりたい」という人はもう少し良く考えてもらって、どういう情報で人を集め、ビジネスを展開するのか、その中に広告収入もあるという程度なら、良いでしょう。そういう発想であれば、リアルビジネスとアフィリエイトの境目は、無くなってきますから。

ロングテールSEOとPPC広告、SNSとの連携

アフィリエイトのことを調べていて参考になったのは、ロングテールSEOやPPC広告、SNSとの連携です。ロングテールSEOというのは、まさに私がここでやっていることで、ブログを含めた大量で良質の情報をサイトにアップしておくことで、マイナーな単語による検索を拾うという発想です。

PPC(Pay Per Clic)は、GoogleやYahooに広告を出し、クリックの度に広告料を払うモデルです。Facebookでもこれが使えて、極めて費用対効果が高いと感じています。このやり方についても、アフィリエイトでの手法が参考になります。PPCを主力とする手法も確立されていますから、それを例えばセミナーの開催に応用するわけです。

SNSとの連携方法も参考になります。まだまだ私もうまく使えてはいないのですが、要するに他社の広告をクリックして商品を買って貰うか、自社の広告をクリックして商品(コンテンツ)を買ってもらうかの違いだけだということです。アフィリエイトを徹底的に調べたことが、血肉になっていると感じます。

ということで、直接的にビジネスとして選んだ領域ではないことの知識も、形を変えて活きることがありますので、選り好みせずに何でも貪欲に吸収するということは、大切だと思います。それでは、また。