高額化の「やり方」なんて簡単
フラスコ代表、安田です。「マインドの話はもう聞き飽きたから、具体的なやり方を教えて欲しい」って良く言われるんですけど、やり方なんて簡単です。『「ひとり起業家」の高額商品の作り方・売り方』に全部書きました。
短期的には商品を作って売るだけ
高額化のやり方は、適切なビジネスを選んで商品を作り、それを売るだけです。短い文章ですが、ここに全て答えは書いてあって、もしあなたが高額化できないとしたらそれは選んだビジネスが適切ではないか、商品を作っていないか、きちんと価値を届けるすなわち売るという行為をしていないかのどれかです。
ビジネスとは「誰かの課題を解決すること」なので、適切なビジネスを選ぶというのはつまり「誰のどんな課題を解決するか」を決めるということです。価値の高い課題を選べばそれを解決することの価値は高くなりますし、わりとどうでも良い課題を選べばその課題を解決することの価値も低くなります。
商品の組み立てをどうするか、サポートはどのくらい用意するか、価格をどう決めるか、それをどうやって売るのかといったことはどちらかと言えば枝葉末節。本を読んで実践して頂ければ大丈夫です。
長期的にはファン作り
短期的にはそれだけ。これが長期的にビジネスを安定させたいとなると、やるべきことはもう少し多くなります。情報発信であるとかコミュニティ、ブランディングという要素が入ってくるのですが、それはひとことで言えば「ファン作り」ということです。見込客ではなく、ファンを増やすという考え方ができるかどうかです。
僕たちのようなスモールビジネスを組み立てていくときに絶対に避けなくてはならないのが、価格競争です。大企業と価格競争をしてしまえば、体力のある大企業が必ず勝ちます。万人受けする特徴のないサービスを、大手よりも安く提供するという戦い方をしてはいけないんです。
スモールビジネスでは対象や課題の絞り込みによってニッチを選び、高い付加価値を提供して戦うしかない。つまり、高額化が必須です。ファンは「あなたに教えて欲しい」ので、他と比べて判断しません。そこでは価格競争がなくなります。これが目指すべき理想の状態です。
出し惜しみは一切しない
といったことを、新刊『「ひとり起業家」の高額商品の作り方・売り方』には細大漏らさず全て書いてあります。これは僕が普段から「高額」を頂いているダーウィンでお伝えしているコンテンツと差がない内容で、POPにある「うっかり全部書いてしまった・・・」というのはそういうことです。
本だけでは伝わりにくいところもあると思い、セミナーもやります。『あなたのビジネスを高額化する５つの方法セミナー』ですね。こちらでも、しつこいくらい具体的なやり方についてしっかりお伝えしますし、なんならワークを入れて個別のケースにもある程度は対応します。出し惜しみは一切、ありません。
わかっていてもできない理由
ただ、「やり方」がわかっても「じゃあ明日から高額化します」と実践できる人ばかりではないんです。もちろんそれができるならぜひやって欲しいですし、この本を読んで人生が変わる人がたくさん出てきてくれるのは嬉しいです。著者冥利に尽きる。それでも、多くの人は「わかった。でもそうは言っても・・・」となるはず。
メンタルブロック。これは僕がお金本２冊（『お金が増えるノート術』『お金の真実』）で主に取り組んだテーマです。お金は支払うよりも受け取る方が怖く、商品に価値があってぜひそれを買いたいという人がいても、それを売るのが怖いと拒絶する気持ちがあります。メンタルブロックは誰にでもあり、今の僕でもゼロではありません。
これはビジネスをやったことがない人にはわからない感覚で、メンタルブロックを感じるということはつまり行動をしているということ、大きな前進だと考えて下さい。高額化をしていく上ではやり方よりもこのメンタルブロックこそが最大の障壁で、つまりマインドの問題です。マインドの問題は、避けることはできません。
高額化のために必要なこと
世の中には「メンタルブロックを一瞬で外す」などと謳ったサービスがいくつもありますが、おすすめしません。メンタルブロックは長い積み重ねで形成されているもので、そんなに単純なものではありません。短期で外すことはできないし、あっても副作用や反動があるはずで、徐々に減らしていった方が良いと僕は考えています。
ビジネスに関するメンタルブロックを外すには、ビジネスが一番。僕がおすすめするのはイベントの主催と体験セッションの提供です。商品を作ってそれを売りつつ、少額でも良いので「お金を受け取って喜んでもらう」経験を増やしていくことです。商品は最初はなかなか売れませんが、それで良いんです。
すぐに大きな成果が出ないので焦りますが、そうしているうちにあるときカチッと歯車が噛み合うタイミングがくる。多くの方がそうやって、ビジネスを立ち上げていくことをサポートし続けているので、僕はそうなることを知っています。そこまで行動を続けることができるか、それが勝負なんですよ。まあつまり・・・マインドです！
