ダーウィンの「終焉」と年末年始の一人合宿テーマ
フラスコ代表、安田です。何も得がない(損はある)ので書くかどうか迷いましたが、一人合宿と来年に向けて区切りをつけておかなくてはならないということで、書きます。今回のダーウィンキャンペーンは大失敗でした。ダーウィンの終焉です。
ダーウィンキャンペーンの結果
実は今回のキャンペーンは、かなり周到に準備をして仕掛けたつもりでした。広告費こそかけていないものの、「高額商品」という1つのテーマで統一してキャンペーンを実施し、特典も有料note記事、動画講座と全て新しく作成し、セミナーもゼロから立ち上げ、そして何より出版と連動するという「禁じ手」まで使ったという。
ここでメンバーを増やしてあとは紹介制に移行する、というのが描いたシナリオでしたが、それがほとんど反応がなかったということです。具体的な数字は控えますが、ゼロではないにせよ感覚的にはゼロに等しい。高額化の本が拡がるのがこれからだとか、まだ終わっていないなど不確定要素はあれど、結果は大きく変わりません。
このやり方は、続けられないなと確信するに至りました。ダーウィンの終焉です。あ、ダーウィンがなんなのかはここでは説明はしません。気になる方は過去記事などを参考にして下さい。
ダーウィンの「終焉」
と言っても、ダーウィンのサービス自体を終了するわけではありません。少数とはいえ今回新たに加わって頂いた方もいますし、以前からのメンバーもいます。起業やビジネスをサポートするダーウィンというパッケージは、「終焉」というよりはむしろ「完成」したと感じています。必要な方には価値を届けることができる。
ただこれを、まだその必要性に気づいていない人にエネルギーをかけて伝えるというところが、今回やれるだけやったなと。起業コンサルタントというのは因果な仕事で、まだ必要ではない人に無理に届けようとすると、害を及ぼすことがあります。まだ辞めなくても良い会社を辞めてしまったり、離婚を早めてしまったり。
今回も動画やセミナーで起業に興味を持った方と個別相談をした結果、「会社を辞めたい」と言うので、それを「副業から始めましょう」と言って僕が止めたりして。退職金でダーウィンを買いたい、というのを僕が止めるという。ビジネスとしてはブレーキを踏んでいる形なんですけど。これは何をやっているんだろうなと。
見えている理想像
ダーウィンをやめるわけではないのに、何が「終焉」なのかと思うでしょうけれど、ダーウィンの大々的な募集(キャンペーン)は今回で最後にしたいと思います。っと去年のどこかで書いた記憶がありますが、これはここのところずっと感じている課題で、なかなか思い切れませんでした。しかし今回の結果を受けて、断行します。
本にも書きましたが、キャンペーンというのは麻薬みたいなものです。本来はやるべきではないと思ってもやれば何人かは買ってくれるので、なかなかやめられません。必要悪というか。
きちんとビジネスを設計してかつ熱量を持って活動をしていれば、必要な人が必要なときに買いに来てくれるはずです。実際ダーウィンは、そういう人の割合は日増しに高まっています。キャンペーンに頼らず、それを求める人にだけ見える入り口を用意して、そっと置いておくのが正しい。理想像は明確なんです。
来年の方向性
思考の自由度を奪ってしまうため、一人合宿の前に何か方向性を示唆することを書くのは避けたいのですが、今回は書きます。おそらく来年は、ダーウィンの入り口を閉ざします。そもそも、本気で起業をしたい人や本気でビジネスを進化させたい人は少なく、短い期間でそこまで引き上げようとするのは煽りでしかありません。
そして起業をメインのテーマとして発信している限り、多くの方の理解は得られません。本もそれほどたくさん売れることはないでしょう。それでもごく少数の「本気」の人に届けば良いと考えて、今までの8冊の本は書いてきました。それも『「ひとり起業家」の高額商品の作り方・売り方』で完成。次のステージにいきます。
まだ「これ」という明言は避けますが、起業よりもっとずっと手前の、より普遍的なテーマに軸足を移すくらいのことを考えています。そんなことができるのも、ダーウィンが「完成」したからです。これはもう、一生続けておけば良い。ただ、ダーウィンを売るために啓蒙活動をするのが活動の中心になるのは違うなと。起業はあらゆる人にとっての唯一絶対の正解でもないですしね。
そして一人合宿
そんな状況で、今日はちょっと遅めの仕事納めです。これからダーウィンのセッションが2件あります。僕は起業コンサルタントで作家なので、これがメインの仕事の1つであることにこれからもなんら変わりはありません。作家が起業コンサルタントより上に来たり、何かもう一つ肩書きが入ったりすることはあり得ますが。
明日から1/9(金)まで、一人合宿です。感覚としては、フラスコ・ダーウィンに続く「第3の創業」。ある意味、ようやく本当にやりたいことがやれる気もします。フラスコのときは「とにかく信用を集めればなんとかなる」と考えて、ダーウィンでそれを具体化・現実化したのですが、今回はそのさらに先のステージ。
特に衰えは感じないとはいえ年齢的なことを考えても僕の全盛期、つまり頭をフル回転させ、命を削ってビジネスができるのもせいぜいあと10年というところでしょう。最後のビジネス。僕がこの世界に残す最後の作品、というと大袈裟かもしれませんが、それを創出するための非常に重要な一人合宿が、始まります。









