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信用の器 フラスコ

もっともシンプルなビジネスの始め方

フラスコ代表、安田です。今やっているAI活用セミナーでは、私としては珍しく「最新のビジネス手法」をお伝えしているのですが、それとは別にビジネスをやったことがない人に「そもそもビジネスとは何か」をお伝えすることも必要かなと思って、書いています。

全自動のビジネスは可能だけど

AI活用セミナーでは、最新のAI事情やChatGPTの活用法といったこともお伝えする一方、「ビジネスの自動化」についても主なテーマになっています。ある程度ビジネスをやっている人を中心ターゲットと考えていますが、サラリーマンや主婦の方で「全くビジネスをやったことがない」という人にも多く申し込みを頂いています。

もちろんそういう方でも楽しめるようなセミナーになっていますので、参加は大歓迎です。ですがちょっと不安なのは、最初から「ああ、ビジネスというのは全自動でやるものなんだ」という誤解をして欲しくないなということです。「夢は不労所得です」みたいな人、結構いるんですよね。

ビジネスの理想形、「最終到達点」としての全自動化は可能です。広告を使ってリストを集め、動画コンテンツをマーケティングオートメーション(MA)で販売する。そして自分はビジネスから離れ、好きなことをする。南の島でサーフィンをしている間にちゃりんちゃりんと収入が得られる・・・夢のある話ですよね。

マーケティングオートメーションは水鳥

実際には、MAといっても「完全自動化」までやっている人はほとんどいません。やってみると分かりますが、売上が広告費を上回って「できた!」と思っても、時間の経過とともに広告の反応が悪くなったり、動画や商品そのものが古くなったりして、ちょこちょこメンテナンスをすることになります。

私にしても、ダーウィンの仕組みが今の安定状態に至るまでに3年近く、試行錯誤してきましたから。そしてダーウィンは完全自動化ではなく、個別にセッションを提供したり毎週イベントをやったり、私自身が時間を使う形式です。動画でコンテンツだけを提供することもできますが、あまり結果が出ないのでやりたくないなと。

まあそんな感じで、表面的にはMAを全面的に入れて楽して儲かるような顔をしていても、水面下では結構バタバタと、やっているものなんです。でもまずは、それで稼げるようになることが重要だと思います。

セミナーで売れてこそ

さらには、ビジネスをやったことがない人がいきなりMAから始めるのも、お勧めしません。まずは対面で、売るところから始めるべきです。「売上拡大のためにMA」を希望する人が多いのですが、対面で個別かつ丁寧に説明しても売れないものがMAだからといって売れるとは、とても思えません。

これは起業当初から一貫してお伝えしていることですが、対面でビジネスをするなら、お勧めはセミナーです。セミナーを主催して、商品に興味のありそうな人を集め、先生のポジションからあなたとあなたの商品について、きちんとお伝えする。個別相談でじっくりお客さんの話を聞いて、最適な提案をする。これがベストです。

MAを使えば動画だけで商品を販売することは可能ですが、その動画はあなたのリアルセミナーの「劣化版」です。いかに動画のクオリティを上げたところで、リアルで話すときの説得力を超えることはないでしょう。「セミナーで売れないから動画で売りたい」というのは、気持ちは分かりますが、おかしな話なんです。

そもそも商品はあるか

そして、話はいつもここに戻ってきます。「商品」はあるか。独自に開発されて、対象と提供価値が明確で、ニーズのある商品を持っているかどうかです。ほとんどの場合、「セミナーをやっても売れない」という方は「商品」に問題があります。まあ、厳密に言えばセミナーにももちろん問題はあるのですが、比率の問題としてです。

しっかりした商品があれば、そしてあなたが信頼に足る人であるならば、多少セミナーがたどたどしくても売れます。つまり、MAの導入より先にセミナーをやるべきだし、それよりも何よりもちゃんとした商品を開発するべきだということになります。それをサポートするのが、ダーウィンなんですよね。

もっともシンプルには

なので本格的にビジネスをやりたい方はダーウィンに参加して下さいということになるのですが、まだ何にも動き出していない人にとってダーウィンは敷居が(価格も)高いのも事実です。もっと小さく動き出すには、ビジネスについてどう考えたら良いでしょうか。

それはすごくシンプルで、「誰かの役に立つこと」をやれば良いのです。

うちの子供が夏休みなどに、家事の手伝いをしてお小遣いをもらうことがあるのですが、あれです。ママは洗濯物を干したり畳んだりするのが大変なので、手伝ってあげる。そうすると感謝の気持ちとして何十円かもらえる。「そもそもパパがやれ」とか「お金をもらえなくてもやるべきだ」とかは今は言わないでください。

困っている人がいたら助けてあげたら良いし、満ち足りない人がいるなら楽しい場を提供してあげれば良い。男女の出会いでも悩み相談でも、なんでも良いので「不」を見つけて解消する。それで500円でも良いから受け取ることができたなら、それはビジネスの種です。まずはそこから、動き出してみましょう。

フラスコを使うとイベントの主催ができますから、とりあえず飲み会でもやってみたら良いんです。それで喜んでくれる人がいたら、役に立ったということです。会費の中からいくらか場作りの対価を頂いても、誰も文句は言いません。それでビジネス感覚が、少し身につくと思いますよ。

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