Threadsって頑張った方が良いですか？

投稿日: 2023年7月7日

フラスコ代表、安田です。FacebookとかInstagramを運営するMeta社から新しいSNS「Threads」がリリースされて話題ですが、私は今のところなんか気持ちが乗りません。ビジネスをしている人なら、どう取り組んでいくと良いのでしょうか。

Threadsって何？

「スレッズ」はMeta社がリリースした、Twitterに対抗するサービスということらしいです。私も一応アカウントを作ってみましたが、スマホでアプリをダウンロードしたら、Instagramと連携して簡単にアカウントが作れます。正直あとはほぼTwitterの丸パクリという感じかなあ。文字数とか動画の投稿時間はちょっと長いみたいな。

Instagramは元々「リア充」の人が多いので、そのアカウントと連動している（フォロワーとかも共通部分がある）ことからTwitterよりは炎上しにくいのかもしれません。炎上しないTwitterって魅力あるの？まあインスタだと写真がないつぶやきは投稿できないので便利なの？

いろんな人の解説を読んでいても、実際に触ってみても「そうか！そういうことか！」という斬新な切り口はなさそうです。メタバースまで見据えたMeta社の野望はあるのでしょうけど、今のところは純粋に迷走している（ようにも見える）Twitterを潰しにきた感じかなあと。

Threadsって伸びるの？

GAFAがリリースするSNSで、伸びたものって実はあんまり記憶にないんですよね。個人的にはGoogle+のイメージがすごく強いですね。「何に使うんだこれ？」という疑問が最後まで解消しなかったサービスです。InstagramやYouTubeにしても「伸びたものを買う」というのが基本的にはGAFAの戦略なわけで。

最近だとClubhouseのことを思い出す人も多いでしょう。TumblrとかSnapchatとか「次はこれが来る！」と言われながら消えていった、失礼、日本では今ひとつ伸び悩んでいるサービスというのはいくらでもあります。一方でNoteとかTikTokも、FacebookやTwitterですら出てきた頃は伸びるかどうかは誰にもわからなかったわけなので。

正直、新しいサービスが伸びるかどうかは誰にも判断できません。そのことを予想する意味がないとすら思います。それがわかるならSNSなんてちまちまやってないで、その会社の株を売買した方がよほど良いと思います。

新しいSNSがリリースされたら

とはいえ、Threadsはあっという間に500万ユーザーとかを獲得している、Meta社肝入りの大型サービスなことも事実です。個人ならともかく、ビジネスをしているならいったんは「乗るしかない、このビッグウェーブに」というのが正しい態度でしょう。とりあえずアカウントを作って、投稿したり交流したりしてみましょう。

ひとまずここ２週間くらいは、良くわからないけれども全力で頑張るというのが、一番費用対効果が高いやり方だと思います。それで順調に伸びれば先行者利益を取れますし、あとから「あれはワシが育てた」とどや顔をすることもできます。伸びなければそっとフェードアウトすれば良いだけのこと。既存のSNSを頑張るくらいなら、熱い場所で頑張れば良いでしょう。

そもそもSNSで集客するのは

ではなぜ、私は今回こんなにも気持ちが乗らないのでしょうか。それはおそらく、もはやSNSに多くの期待をしていないということなのかなあと。集客目的でSNSを頑張るというのは、ビジネスを始めた頃は仕方ないとしても、リストを集めて信用を貯めて・・・というプロセスをきちんと辿れば、ほぼ不要になるものだと思っていて。

FacebookやTwitterですら、たまに少し力を入れてみる「実験」はしますけど、もはや主力ではないなあと。そういうのがうまい人は良いと思いますが、本質的に共感のメディアであるSNSは私にとっては主力にはなり得ないかなと。あと今回に限ってもう一つの理由としては、Instagramで活躍している「リア充」な人たちに今ひとつ興味がないということなのかも（笑）。

既存SNSとの使い分け

私なりに既存SNSはそれぞれに役割が決まってきています。Facebookはメッセンジャーの活用と、リアルのつながりがある人からのフィードバックをもらうため。Twitterは情報収集と、思考を垂れ流して世間の反応をうっすら伺うための場。Instagramはほぼ出版のプロモーション専用。YouTubeは文章より音声が好きな方向けのサービス。そんな感じです。

そんな中、Threadsは今のところは戦力外かな。当分はTwitterと同じ内容を投稿しておいて反応を見てみるみたいな感じになりそうです。自動的に連動するようにしておくとか。まだ何の魅力も感じていないし、うまくいく気もしていないけれども、もし大爆発したときにおこぼれに預かれるくらいのポジションをキープしておく。そんな感じかなあと考えています。やらないリスクというのは、ちょっとあるかなと。