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リスクを取るのが怖いときには「最悪の場合何が起こるか」と考える

フラスコ代表、安田です。私自身はこれを良くやるのですが、先日ある方にダーウィンのセッションでお伝えしたら「楽になった」と言って頂いたので、共有化します。恐怖から目をそむける「ポジティブ」な考え方は、却って脳に負担をかけるので間違いです。

先日の事例

なぜそんな話になったか、先日のやり取りの具体的な事例とかお名前は書けませんが、概要だけをお伝えします。新しい商品・サービスの開発をするために、取り組むべきある問題に関して事例を調べていたところ、その問題があまりにも根深くて、その全てを解決できるか自信がなくなったと、そういうお話でした。

これ、良くあるんじゃないですかね。私もそういう時期があって、「経営コンサルタント」と名乗ると会社が倒産しそうな社長さんが殺到したらどうしようとか、「起業支援」をすれば人の人生を狂わせてしまうのではないかとか、そういうことが心配になって一歩も踏み出せないという心理状態になった覚えがあります。

そういうことを考えていたら何もできないのは事実です。コンサルやコーチに相談すると、「ものごとのポジティブな面に目を向けよう。リスクのことは考えるな!」というアドバイスをされることがあります。日本には言霊(ことだま)という考え方があって、悪いことを考えたり口に出すとそれが実現するとも言われます。でも私はこれ、あまり好きな考え方ではありません。

最悪の場合を考える効果

逆に、こういうときはあえて「最悪の場合」を考えてみることをお勧めしました。先程の事例だと、あまりにも問題が根深すぎて解決できなかった場合何が起こるか、と考えた結果「もうその人が諦めてしまって、私のところに来なくなってしまう」という答えが出ました。これが最悪なら、大したことはありません。

最初に「その問題を必ず解決する」と言い切って高額の料金を受け取ってしまったら問題ですが、期間に応じて定額で課金したり、効果が出なかった場合には返金するなどの仕組みを入れることによって、恐怖心をかなり克服できることがわかります。

コンサルや起業支援の例でも、「絶対に会社を再生させてみせる」とか「あなたの成功を保証する」と約束するような売り方をしたらそれは詐欺ですが、「行動をして結果を出すのはあなたで、私は全力でサポートする」という立ち位置を取ることで解決します。行動をする気がない人は事前にお断りしたり、最初にきちんと説明する、返金の仕組みを入れるなども効果的です。

副業・起業のリスク

副業や起業を始める場合にはどうでしょう。一般的にリスクがとても高いとされているので、起業すること自体を最初から「考えないようにしよう」というのが多くの方が取る思考方法です。会社から必要とされなくなったらどうするか、など考えること自体がリスクで、ただ目の前の仕事に必死に取り組めばきっと大丈夫。赤信号みんなで渡れば怖くない、というわけです。

しかし、ちゃんと考えれば起業のリスクは決して高くないことで気が付きます。人を雇ったり、設備投資・在庫といったことを抱えて借金をしさえしなければ、つまりそういう業種を選べばリスクの最大量は手元資金の範囲です。私は起業をする際に「最悪の場合は、また就職しなくてはいけないな。給料はかなり減るな。仕方ないか!」と考えて決断しました。

いまどきの起業は、昔みたいに「失敗したから一家心中」みたいなことはありません。そんなニュース、マンガでしか見ないでしょう?更には最近の副業解禁の流れに従って会社を辞めずに始めれば、最大のリスクは「会社から嫌味を言われる」とか「貯金が減ってしまう」、もしかすると「うまくいかなかった場合に恥ずかしい」だけかもしれません。

投資のリスク

人を雇うという「人的投資」をする人はすごいなあと思うのですが、私もシステムに巨額の投資をしたり、広告費を使ったり、知識・ノウハウの仕入れのための自己投資は常にしています。その金額は、事業規模が大きくなればなるほど増えるので、いつも何らかのリスクがあるということになります。

投資を決断する際にはいつも「この数十万円、数百万円が回収できなかったらどうしよう」とためらう気持ちはあります。そんなときには、最悪のケースを想定するようにしています。大概、長い時間をかければ必ず回収できるということにはなるのですが、それでも全く回収できない場合も考えるんです。

「その場合は、また交流会に出まくって集客することから始めよう」とか、「妻や両親、ビジネスパートナーに頭を下げてお金を借りよう」くらいまで考えます。そうすると、結論としては「まあ死にはしないし、あとから見れば笑い話になるな」と安心して思い切った判断ができるんです。

新サービスのリスク

そういう意味では、新サービス『ダーウィン』はかなりリスクを取って広告費も使っていて、もし誰も興味を持ってくれなかったらどうしようという怖い気持ちはあります。自分ではどんなに価値を確信していても、それが一定数の方に届くかどうかはやはり、リスクがあるんです。

そんな尖った商品を提供せず、コストを抑えて一定の利益が出ることがわかっている既存の事業に専念しておけば安全なのですが、でもそれでは満足できないんですよね。ダーウィンのサービス内容は起業以来、いやそれよりずっと前から一番やりたかったことです。コミュニティを育てて起業家としても実績を積んで、ようやく万全の状態で提供できるようになった。

だったらリスクがあっても、やりたいと思いました。『誰もが自由で、好奇心あふれる生き方ができる世界を創る』というビジョンの達成に、どうしてもダーウィンは必要なんです。人生を進化させたいと本気で思う人を、全力でサポートする。言うなれば私のこれまでの人生の集大成が、ダーウィンです。動画だけでも観て頂けると、嬉しいです!(最後は宣伝です)

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