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「実績がないからできない」を乗り越える方法

フラスコ代表、安田です。たまに「安田さんはもう何冊も出版している著者だから、出版企画が通りやすくて良いですね。私は実績がないから無理です」みたいなことを言われます。でもこれ、おかしいですよね。最初から実績があるはずはないので。

最初は誰もが実績がない

なんでもそうですが、最初は誰もが実績がありません。スモールビジネスで言えばそもそもほとんどの人が自分でお金を稼ぐこと自体が初めてですし、商品を作る、セミナーを開催する、集客する、セールスする、情報発信をする・・・何をするにも初めてです。出版に至っては、自分ができるとすら思っていないのが普通です。

アルバイトや、サラリーマンでもある程度の経験を積まないと「まずやり方を教えてくれないとできない」という発想が染み付いてしまいがちなのですが、実は世の中のほとんどのことは、誰もやり方を教えてくれません。参考になる本やセミナーはあることもありますが、とにかく見よう見まねでやってみて、こんなものかなと体得していくことの方が多い。

ましてやビジネスとして「新しいこと」に取り組むなら、誰もやったことがないことに挑むことになります。むしろ多くの人を啓蒙していかなくてはならない、下手をすると概念すらまだ存在しないような、そんなこともあったりします。これが楽しいと思うか辛いと思うかは向き不向きというか、個性が出るところでしょう。

実績のある人は「ずるい」?

ビジネスをやっていると、ずるいな、うらやましいなと感じることばかりです。それだけ資本力があればパワープレイで何をやってもうまくいくでしょ、とかすごくブランド力があるから適当な企画でもうまくいくよね、とかその肩書きがあるから売れるよねそりゃ、みたいな。私もいつも、そういうことを思いますよ。

かといって「だから、できない」と言ってしまったらスモールビジネスは終わりです。そういう絶望的な不利な状態で、唯一の武器である身軽さを生かして大きな相手の隙を突く。それがスモールビジネスです。スタートアップであればもっとずっと、そう。不利を補う工夫をすることが、すなわち生きることです。

それでふと気づけば自分も「出版企画が通ってずるい」と言われるようになって感じるのは、いやいやそうなるまでにどれだけ積み重ねてきたと思ってるんだ、ということです。大企業もブランド力がある先駆者も、立派な肩書きがあるあの先生も、きっと膨大な積み重ねがあって今があるんですよ。なんにもずるくないです。

出版を例に乗り越え方を考える

私たちが考えるべきことは「あの人はあんな強みがあってずるい」「自分はどうしてこんなにダメなんだろう」なんてことではなくて、「どうやったら実績のなさを補って成果を出し、実績を積むことができるのか」です。これを今回は、出版を例に考えてみましょう。安田はどうやって、最初の出版を成し遂げたか。

今ならウェブ心理塾をお勧めしますが、5年前はまだその存在を知りませんでした。とにかく「出版をする!」と決めて、SNSでそう宣言したんです。ほとんどなんの反応もありましたが、先に出版をしていた知人が唯一、「編集者に企画書を送るくらいはできるよ」と反応してくれたのです。これは縁と運。

何度か出版のセミナーなどは受けていたので、出版企画書というものの存在は知っていて、テンプレートも手元にありました。とにかくうんうん考えてそれを埋めて、知人経由で提出してみた。「このままではモノにならないけれど、ある条件を飲めるなら可能性はある」という反応があり・・・このあたり詳しくは、次回アカデミーのセミナーにてお話しします(笑)。出し惜しみではなく、長くなるので。

目標から逆算して、小さなステップを

あの頃は夢中だったので分析ができていませんでしたが、『お金が増えるノート術』の出版も決まり、ある程度俯瞰して見えるようになった今、企画書を通して編集者さんとお話をしていて思うことがあります。企画が通るかどうかには確かに著者の出版実績という要素は重要なのですが、決してそれだけではないということです。

むしろ一部の編集者さんは「初出版の著者しか取り扱わない」と明言しています。実際、大ヒットが生まれるのは、初出版に多かったりします。そこそこ売れる本を書いたという実績であっても、マイナスになることもあるのです。売れない本を書いたということになると、もう明確にマイナスです。

ではそういう編集者にとっては何が重要か。それは著者の「とがり」です。ある特定の分野で、明確に実績がある。数は多くなくとも、熱心なファンがいる。人とは違った個性があり、それを発信している。SNSや動画を続けていたり、ブログを書いたり、メルマガを続けていたり。そういうこともプラス材料になります。

ほとんどの人は行動していない

なので、本を出すために必要な実績は本を出すことだけではありません。最初の本を出す時には本を出した実績があるはずはないので、良く考えると当たり前ですが。地道に「本業」でクライアントさんの役に立つこと、セミナーをする、情報発信をするといったことが全て、出版に向けての実績になるわけです。

もっというと、出版をしたいと思うなら出版企画書を作って、編集者の方に見てもらうことです。「本業で成功すれば出版社の方から依頼が来る」と考えている人が結構いるのですが、白馬に乗った王子様的な発想だなあといつも思ってしまいます。なくはないけれど、もっと自分から動けば確率ははるかに高くなるのに、と。

出版に関して言えば、「出版する」と決めて本業や情報発信で実績を積み、出版社へのアプローチをするという行動をしている人がほとんどいません。ほとんどの人は他人のことを「ずるい、うらやましい」と言っているばかりで、何もしていないんです。出版以外のことについては、どうなのかわかりませんけど。

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