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起業をするのに必要な資格とスキル

フラスコ代表、安田です。「起業を目指して、資格の勉強をしています」という人はとても多いです。資格の勉強は一見、悪いことではないようにも思えます。しかし起業を目指しているなら、ちょっと問題があるかもしれません。

起業に必要な資格は何があるか

いきなり結論を書いてしまうと、一部の特殊なビジネスを除いて、起業をするために資格は全く必要ありません。一部というのは、例えば医師など法的な許可が必要な職種だったり、士業などで独占業務が定められていることを仕事にする場合です。要は、法律に違反することをやってはいけないということですね。

逆にいうと、法律に違反しないことは特に資格なく、何をやっても良いのです。わかりやすいところで言えば、コーチ・コンサル系のビジネスであれば特に法律の縛りはありません。ネットビジネスなども、いくつか気をつけなくてはいけない法律はあるものの資格が必要ということはありません。

飲食店や物販などは、衛生管理や調理師免許、古物商などの資格が必要になってくることもあるので注意してください。それにしても「飲食店を開業するために調理師免許を取る」というのはあまりに遠回りなので、比較的簡単に取得できる衛生管理の責任者などは自分で取るにしても、調理師は雇えば良いのではないでしょうか。

起業をする前に身につけておくべきスキル

つまり大部分の起業では特に資格は必要ありません。ではスキルはどうでしょう。ビジネスを大きくしていく上で必要になるスキルはたくさんあります。専門のスキルはもちろん、セールスやコピーライティングに始まり、デザイン、マーケティング、コミュニケーション、採用・教育、組織運営、経理、税務、法務・・・。

ただそれはビジネスを「大きくしていく」上で必要なスキルなのであり、ゼロイチの段階で完璧に身につけておかないといけないものは何一つありません。専門性がゼロだとさすがに困るでしょうけれど、コーチングなりコンサルティングなりある程度のスキルがあれば、とりあえず動き出すことは可能です。

最初はセールスがうまくいかなかったり、経理が全然わからなかったりするでしょうけれど、それは必要になったときに学べば良いのです。スキルを完璧に身につけてからではなく、何もなくてもまずは走り出すというのが、起業家の発想です。

まずは走り出すのが起業家の発想

資格やスキルを起業に先立って揃えようとすると、コストが大きくなりすぎます。一度も水に入ったことがないのに水泳のスキルを身につけることを想像してください。手の角度、足の動かし方、息継ぎの仕方、効率の良い泳ぎ方、平泳とクロール、念のためバタフライも身につけておこう・・・効率が悪すぎますよね。

とりあえず水に入ってみて、不恰好でも泳いでみる。そのあと、正しい泳ぎ方を少しずつ試しながら覚えていった方が、絶対に効率が良いはずです。当たり前ですが資格やスキルは水泳の方法であり、水というのは起業の世界という例えです。

そうは言ってもいきなり足がつかないほど深い水に、しかも戻るべき陸地もない状態で船から飛び込む人はいません。まずは浅いところで、起業でいえば副業という形で少しずつ、実験をしながら学ぶのがもっとも効率が良いのです。まずは動き出しましょう。

必要な資格やスキルは「補う」

もっと言えば、資格やスキルが足りないときに自分で学ぶのは起業家の発想ではありません。まあ私も結構、自分でやろうとしてしまうのですけどそれはいったん棚に上げると、調理師が必要なら調理師免許を取るのではなく、免許をもっている人を雇う。スキルが不足しているならスキルがある人と組めば良いのです。

でも、そんな都合の良い人が簡単に見つかるでしょうか。簡単ではないこともあるでしょう。しかし、あなたが提供できる強みのある価値を磨き、探し続ければ案外、そういう人は見つかるものです。雇うこともあれば、業務提携をすることもあるでしょう。業務提携のやり方は、そのときに学べば良い。

起業を目指す方に「契約書はどうやって作るんですか?」とか良く質問されますが、インターネットで検索すればテンプレートはいくつでも見つかるし、最終確認は弁護士さんにお金を払ってやって貰えば良い。全部やってもらうとお金がかかりすぎるので、ざっくり作って最終確認だけ、これが起業家の発想です。

アウトプットを先に決める

ではサラリーマン時代に資格の勉強をしたり、スキルを身につけることはムダなのか。もちろんそんなことはありません。特に入社3年以内とか、若手時代は何でもやってみて、基本的なスキルを幅広く身につけることは有益です。私もサラリーマン時代に鍛えてもらったので、それにはとても感謝しています。

ただある程度、基本が身についたあとに起業を目指すなら、やろうとしているビジネスから逆算して資格やスキルを身につけていった方が良いでしょう。「1回はセールスを経験しておこうかな」とか「コンサルができる部署を希望しよう」とかは、まだ曖昧というか解像度が低い気もしますが、それなりに有益かなと。

ただしセールスをしたことがないからダメとか、コンサル部署に配属されるまでは起業できないとなると、それもやりすぎです。会社を辞めずに小さく始めるならリスクはないので、何の資格もスキルもいりません。まず動いてみて、結果として必要になった資格やスキルだけを追った方が、圧倒的に効率は良いですよ。

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