やる気が出ないとき、どうするべきか
フラスコ代表、安田です。ついさっき、サッカー日本代表の試合が始まってしまいました。実は私は今、週２回ブログを書くようにしていて、明日は予定があるので書けないんですね。今日中に１記事、書いておきたいのですがどうしてもやる気が出ません。この絶望的な状況、どうしたら良いのでしょうか。
カフェで「勉強」する高校生
やる気について考えてみるとき、近所のカフェで友達と一緒に「勉強」をしている高校生のことを思います。テストが近くて部活が休みになっているので、仲の良い友達を誘ってテスト対策をすべく、カフェに来たのでしょう。そもそもテスト勉強は１人でやるべきなのですが、今日はその話ではありません。
散々雑談をしたあと、女子高生が言います。「どうしようこれ、絶対間に合わないわ〜。今日は徹夜だこれも〜。やる気が出るまで休憩〜。」私は心の中で突っ込みます。「徹夜したって無駄だし、やる気なんていくら休んだって出ないよ」と。かわいそうですが、彼女が良い結果を出すことはないでしょう。
おせっかいをして、勉強の仕方や集中力の高め方を教えてあげようかという衝動はあるのですが、いきなり話しかけたら絶対に引かれますし、「事案発生」扱いされてしまうリスクがあるのでそれもできず、この記事にまとめることで個人的にスッキリするにとどめたいと思うのです。
やる気が出てから仕事をする、の愚
これは別に学生時代の勉強に限ったことではなく、大人になってからの仕事でも同じ間違いをしている人も多いのですが、「仕事を始めるのにやる気が必要」という考え方がそもそも、間違えています。従って「部下のモチベーションを高めてあげる」という発想も間違いだ、ということになりますね。
この考え方をしている限り、本格的に仕事に取り掛かるのはいつも締め切りギリギリになってしまいます。先ほどの女子高生で言えば「まだ夜があるから、今はやらなくて良い」ということになってしまうんですね。まあギリギリでブログを書いている私も人のことは言えませんが（笑）。
仕事を始めるのにやる気は必要ない
そもそも勉強にしても仕事にしても、誰かにやらされているという感覚があるからやる気が必要だと錯覚してしまうんです。ブログが書けない、という人もこれが当てはまりますね。自分にとって必要な仕事であれば、やる気のあるなしに関わらず「当然のこと」として取り組めるはずなんです。
先ほど、ギリギリでブログを書いていると自虐的に書きましたが、この記事の場合は誰かに設定された締め切りではありません。週の前半と後半に１本ずつ記事を書くという、自分で設定したルールに従ってやっているので本当はちょっと違うんですね。逆に、誰かに強制されたら私も「やる気がないからできない」という発想になっているかもしれません。
長期的にビジネスや自分自身がどうなりたいかという目標を定め、そこから逆算して「今やるべきこと」を自分で決めたら、やる気とは関係なくそれに淡々と取り組めるんです。10万人のコミュニティプラットフォームの実現のためにブログやメルマガが必要だとわかっているので、書けるんですよね。
作業をしているうちに乗ってくる
「それでもやる気が出ないと仕事はできない」という方はどうすれば良いのか。少し、考え方を変える必要があります。人生をちょっと変えるだけのインパクトがある、結構大切な考え方です。良いですか？ズバリこれです。「やる気は、やっているうちに出てきます」。
ブログだったら書き始めるまではやっぱり面倒ですが、ともかくも書き始めることです。5分だけ集中してやってみようと決めて、タイトルと章立てだけでも書こうと。それができたら、次はざっくりで良いから書けるだけ書こうと。そうしたら、途中で作業をやめる方が難しくなりますよ。
なのでどうしても休憩するにしても「5分だけやって、そのご褒美として休憩をしよう」という風に考えるのがベターです。やることが多すぎてやる気が出ないなら、タスクを分解して「これとこれだけやったら30分、遊んで良いことにしよう」と決めるのです。そうしたら、思った以上に作業は進みます。
意志の力ではなくて、習慣の力で
本当にこれは私は確信しているのですが、人間の意志の力なんて弱いものですから、決して頼ってはいけません。そんな弱い力に頼るのではなく、習慣という強力な力を味方にすることを真剣に考えるべきです。私が「週に２本ブログを書く」「月・木・土にはメルマガを出す」と決めているのは、「気分が乗ったらやる」だったらいつまでもやらないことが自分でわかっているからです。
ほら、2,000文字くらいのブログだったらサッカーの実況を聴きながら前半が終わるまでには仕上がってしまいます。やる気が出るのを待つ時間なんて、本当に無駄なので昼寝でもした方がましです（実際、今日は昼寝しましたし）。え？集中して日本代表を応援しろって？そこはすみません、サッカーにそこまで興味がないので・・・。頑張れ日本！
