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信用の器 フラスコ

「ああ、奴隷のような人生だな」

フラスコ代表、安田です。「ああ、奴隷のような人生だな」これが5年前の私の心の声です。私がフラスコ(旧人生計画フォーラム)というサービスを始めた理由を、今日は改めて振り返ってみたいと思います。

サラリーマンが向いていない

日本生命といういわば「一流企業」で15年もやっておいて言うのもなんなんですけど、私はサラリーマンが本当に合わなかったんですね。 正確にはサラリーマンとしての適性がなかったと言った方がいいかもしれません。

誤解のないように付け加えておくと、会社には何の恨みもありません。希望した仕事はやらせてもらえたり、むしろ周囲からは「順調なサラリーマン生活」に見えたと思います。会社を辞めるときも「なんの不満があるのか」と聞かれました。でも、当時の私は「奴隷のようだな」と感じていました。

毎朝早く起きて満員電車に詰め込まれ、働く場所も仕事内容も選べない。上が決めたことを厳しい〆切に追われながら、長時間労働で仕上げていくだけの仕事。自分の頭で考えることがなくなり、気持ちはすり減り、脳みそが毎日どんどん死んでいく。頭脳労働ではありますが、これは現代の奴隷だなと。

結婚していて小さな子供もいましたので、そんな子供みたいな理由で会社を辞めるなんてありえないと自分を追い込んでいましたし、耐えることが人生なのだと納得しようとしました。自分に嘘をついていたんです。でも私にとってのその苦痛は、15年経っても大きくなる一方で、消えることはありませんでした。

5年前の自分を救いたい

今の私はもうすでに9割くらい、望んだ自由を手に入れています。あのままサラリーマンを続けていたら・・・と考えるとゾッとします。家庭は崩壊し、心身の健康を損なっていた可能性が高いのではないかと思います。試行錯誤と紆余曲折を繰り返して、私は自分を救うことができつつあります。

私がフラスコをやっているのは「5年前の自分を救いたい」という想いからです。当時の自分にとってどんなサービスが世にあれば、もっと早く、回り道をしないで自由になれただろうかといつも考えています。あるいは、もしかしたら会社を辞めずにバランスをとって幸せになるやり方も、あったのかもしれないななんて思うこともあります。

安心して学ぶことのできる場所はどこに行けば見つかるのか、お金を稼ぐ力はどうすれば身につくのか。会社を辞めても家族を守れる方法は、どうやって見つけたら良いのだろうか。いきなり背水の陣を敷いて突っ走るよりも、もっと安全に「実験」を繰り返すことができる環境があれば・・・。

そして、会社を辞めてからのフラスコと自分自身の成長に伴ってわかってきたのは、人は会社を辞めれば自由になるというわけでもないということです。自分でビジネスを始めても、お金や時間に追われまくる人生だと何の意味もないと思うんです。だったらサラリーマンの方が安定しているだけマシかなと。そういう人、実はすごく多いんですよ。

だからフラスコでは「会社を辞めさせることが起業支援」と考えている人たちとは全く違うやり方をします。会社を辞めなくても、人が自分の価値観に沿った生き方ができて、幸せになれればそれで良いんです。自分の力で長期的に安定して稼ぐ力や、信用を集めて幸せになる方法と、その実験をするための環境を提供していく。それがフラスコです。

5年前の自分も成長する

起業をして3年経ち、5年前の自分も3歳分だけ成長しました。それに伴って、フラスコにはよりレベルの高いサービスも用意していきます。例えば、オンラインサロン(有料のコミュニティ)を持てるようにしたり、コーチングのセッションをポイントを使って提供できるようにしたりといったことは、起業を初めてすぐの私が求めていたことです。

今の私は300人のコミュニティを運営するリーダー的な立場になりつつありますし、今後は経営者としても成長が求められる場面が多くなりそうです。今まで感じていたのとはまた違った課題が発生して、また「こういうサービスがあったら良いのにな」と痛感することでしょう。どうやら私は、そういう課題を他の人より敏感に察知して、解決する仕組みを作る力があるようなんですね。

そうやって、過去の自分の成長に伴ってフラスコも成長していけば、フラスコはいつまでも進化し続け、サラリーマンの方が起業をした後の人生で直面するお困りごとを先取りして、人がその価値観に沿って生きるために必要なものを全て揃えることができると思うんです。例えば私だったら、自由で好奇心に溢れる生き方をするために必要な、仕組みとコンテンツと人を。

そうやって、進化を続けることは大切なことです。でも本当に大切なことは、いつまでも最初の「5年前の自分」。つまり当時の私のように、サラリーマンとして自分が奴隷のような人生を送っていると思っている人々を救うことを、忘れないようにしたいんですよね。 それが私がフラスコというサービスを世の中に提供する原点ですから。自分にも人にも、嘘をつかなくて良い世界へ。原点を忘れることなく、フラスコは進化を続けていきます。

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