「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

有事に人は何ができるか 〜寄付は「偽善」なのか〜

フラスコ代表、安田です。今回の地震で「【寄付型クラファン】北海道地震への支援」を立ち上げました。強制でもなんでもなくて、賛同する方だけが参加して頂けたら良いのですが、自分の中にモヤモヤしたものがあります。サラリーマンのときにこれを見たら「あんなの偽善だ」と一刀のもとに切り捨てていたと思いますし。

有事に人ができること

まず、寄付という行為そのものについて。私は寄付を募るという行為が苦手で、今でも街角で若者から「寄付をお願いしま〜す」と言われたらほぼ反射的に「寄付を募る時間があったら働いて、給料を全額寄付すれば良いのに」と思います。あるいは、海外を救いたいなら現地に飛んで行って助けてあげたら、とも。

もしかしたら彼らはそんな、できることを100%やった上で、わずかの空き時間に啓蒙のために寄付を募っているのかもしれません。ただ私が言いたいのは、寄付をするしないは個人の自由であり、寄付をしたい対象もそれぞれなのであって、見知らぬ他人に強制するのはあまり気持ちの良いものではないなということです。

そして今回のような災害の場合ですが、現地に行ってボランティアをするという選択肢もありますよね。お金だけ送って自己満足してそれ以外には何もしない、それで良いのかなんていう疑問を持つ人もいるでしょう。これに関しては、自己満足でも良いのでやりたいと思うこと、できることをすれば良いのかなと思います。

「北海道を助けたい」の是非

あとは、寄付やボランティアを行う対象です。クラウドファンディングを立ち上げる際に迷ったのは、今回は私が生まれて実家もある北海道だから素直に助けたいと思い動けたけれども、九州のときや関西のときは今ほどスムーズには動けなかったなということです。ましてや海外での災害など全く反応できていません。

世の中に助けるべき人とそうではない人なんていませんから、何が善で何が偽善なのかは明確な判断基準を作ることは難しいなと。個人で動く分には「助けたい」と思ったときだけ動く、で良いと思うのですが、ではプラットフォームの運営者としてはどうやって判断したら良いのか。突き詰めていくと資源配分、政治の問題になります。

ここは、最終的には一人の判断では難しいかもしれません。何かが起こったときに「あの人たちを助けたい」と言い出す人が自分以外にも何人もいて、それに賛同する人と反応しない人が分かれて・・・っということを毎回やっていくのが良いのかなと考えています。私の気持ちが反応できないことにも、誰かが大義を感じて行動し、補ってくれたら良いですね。

寄付するなら黙ってやれば良い?

また違う論点ですが、こういうときに「私は100万円寄付した」と発信する有名人が出てきます。賛否両論ありますが、私はこれはやっても良いと思います。自己顕示欲とか承認欲求が目的なんじゃないのと言われがちですが、そんな風に思える場合は少なく、むしろそれに影響をされて行動できる人が出てくることの方が多いだろうと思うからです。

ましてやフラスコのようなプラットフォームを運営している身としては、黙ってこっそり寄付をするよりも、呼びかけることによって目に見える結果が出る方が明らかに良いでしょう。寄付できる金額が明確に変わりますからね。偽善者とか目立ちたがり屋と言われてしまうこともあるでしょうけれど、それは大した問題ではありません。

こういうことがあったら、そもそも起業をしたのはなぜかというところに立ち返ります。「自由と好奇心にあふれる生き方ができる世界を創る」「自由で安全な信用の器の実験室を提供する」なんて立派なことを言っていても、目の前に著しく自由が阻害され、困っている人がいてかつできることがあるのにやらないなら、何のためにやってるのかなっていうことです。

ポイント経済の威力

そしてあえて言わなくても良いのかもしれませんが、災害の支援にフラスコを使うことには私にとって実利という面もあります。正会員の方がイベントで使いきれなくて余っているポイントがあった場合、そのポイントを有意義なことに使えるということです。ポイントを気持ち良く使って頂けるのは、私にとっても嬉しいことなんです。

クラファンとはいえ3,000円、5,000円という現金を支出するのは少し抵抗があるという人でも、ポイントだったらスムーズだなって感じて頂けるはずです。善とか偽善とか面倒なことを考えずに、人助けをしても「余っているポイントを寄付しただけだから気にしないで!」っていう心の軽さは良いなって思うんですよね。

これを進めていくと困っている人だけではなくて、これから新たな挑戦をする人をみんなで応援したり、支え合ったりすることがポイント経済を媒介に、スムーズにできるようになるんじゃないかなって感じているんです。そういう世界を目指す中で、今回のクラファンは大事な実験の一つだと考えているんです。

なのでちょっと気になっているけど何もしてないなと思ったら、余っているポイントの範囲で十分です。「【寄付型クラファン】北海道地震への支援」にひとくち乗ってみてください。やってみてどんな気持ちになったか、良かったら教えてくださいね!

ゼロからコーチングで時給1万円稼ぐセミナー
AI ChatBot フラスコ君
公式イベント 詳細はこちら
コミュニティー・プラットフォーム 信用の器 フラスコ説明会
フラスコノート会
フラスコ交流会

メルマガに登録する

* indicates required
夢とお金の彼方