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あなたの知らない出版の世界 〜本を出してはじめて気づくこと〜

フラスコ代表、安田です。『新しい副業のかたち』を出版してから、もうすぐ一ヶ月が経ちます。やはりやってみないとわからないということはあるもので、今回はその備忘録的な共有ですね。出版の世界に興味のある方は、読んでみてください。

本を出すのは大変、でも本を売るのはもっと大変

まあ一言で言うなら、これに尽きますね。なんの実績もない新人著者が本を出そうと思ったら、まずは編集者の方に会えないので紹介して頂くなどしつつ、最後は企画勝負になります。そこから商業出版にこぎつけるのは、それなりに大変です。

だから出版が決まるととりあえずおめでとうと言われるのですが、本当に大変なのはこれからです。本は、出しても売れないとあまり意味がありません。重版されないと次の話もありませんし。私が出版記念パーティーに違和感を感じて、やらなかったのはこのあたりに理由があります。

新刊コーナーって、新刊が全部並ぶわけじゃない

本を出したら勝手に本屋さんに並んで売れていく、というイメージがあるかもしれませんが、もちろん実際に全国の本屋さんに並びはするのですが、決して想像されるような大きな扱いはされません。「発売したばかりなのに新刊コーナーに並ばないんだ!」と驚きました。

新刊コーナーに並ぶのは、まあまあ売れている新刊本だけなんですね。新人著者の、特に話題になっているわけでもない本に最初から大きな売り場が割り振られることはありません。平積み・面置き(つまり縦置きではない状態)してもらっているだけでも、出版社さんには大感謝です。

本を売るのは著者本人。そういう意識を持って動かなくてはいけません。もちろん何もしなくてもなにかラッキーなことが起こって売れてしまう本はあるでしょうが、努力をして売ったやり方は再現性があるノウハウになるので、最初の本からやっておくに越したことはありません。

手作りPOPを持っての書店回りが意外と重要

具体的に何をするかというと、さまざまなアプローチがあるとは思いますがもっともシンプルなのはこれです。POPを作って書店にあいさつ回りをすることです。意外にもPOPを持っていくと、縦になっていた本を平積みや面置きにしてくれたり、在庫を出してくれたりすることが多いです。

書店員さんも人間なので、「せっかく来てくれたし、できることはしてあげようかな」と思ってくれるみたいです。実際、POPがある方が本の売上は伸びるのですが、全ての本にPOPを付けることは不可能なので、まああれば使うことにお店側も少しはメリットがあるのです。

なおこのPOP、私は妻に手作りしてもらっています。妻も特に経験があったわけではなく、POPの書き方の本を2冊渡されての丸投げで、すごく良い感じの仕上がりになっています。隠れた才能が開花した感じです。もうここは、感謝しかありません。

気になる印税の額は?

そうやって頑張って本を売ると儲かるのかと聞かれたら、本を売っても全然儲かりませんよとお答えします。詳細は書けませんがざっくり言えば印税なんて、1冊売れても100円とか150円くらいです。ビジネス書は1万部売れればヒットですが、それでも100〜150万円。全く割に合いません。

本を作るために必要な労力や売るために使っている労力を考えると、これが仕事とは言えないレベルです。何十万部を目指す売れっ子作家さんならともかく、印税のために本を書く人はほぼいないでしょう。特にビジネス書は、ブランディングやマーケティングの意味合いが強いですね。

今まで会えなかった人に会える

例えば私の本だと巻末にワークシートのダウンロードとメルマガの申込やサークルモデルセミナーのご案内もついているのですが、そこに来て頂ける方が20代の方や主婦の方など、今までなかなかお会いできなかった層の方が多く、これだけでも本を出して良かったなと思えます。

そもそも私はサラリーマンの方を救いたくて事業をしているわけですが、いくら交流会に行っても会社員の方とはお会いできないんですよね。頑張ってブログを書き続けて、ちらほら来て頂いていた私が助けたい過去の自分のような方々が、本を読んでどんどん来てくれるのはとても嬉しいです。

仕組みを作らないとあまり意味がないかも

そういう意味では、本を読んだ人が会いに来てくれるような仕組みを作らないで本を出しても、何も起こらないのではないかなとも思います。宣伝が入ると読者には嫌がられてしまうので良し悪しですが、読んだ人に会えるのが本を出す醍醐味だなと思うんですよね。

もう少し生々しい言い方をすると、本を出すことによってビジネスが安定する仕組みを作った上でなければ、「ブランディング」とか「マーケティング」っていう目的はちょっとぼやっとしているなって思うんですよね。自己満足のために本を出すのは、避けたいなって思います。

そんなわけで、『新しい副業のかたち』は全国書店でおすすめ本になるなど、じわじわ売れ始めています。副業をしたいサラリーマンの方だけでなく、ビジネスをしている全ての人に気づきがあると思いますので、ぜひ読んでみてください!感想など頂けるとなお嬉しいです!

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