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信用の器 フラスコ

このタイミングでの出版は、不運なのか幸運なのか

フラスコ代表、安田です。私に向けた言葉ではないのですが、SNS上で「コロナと出版が重なって不運だな」という発言を見たことに触発され、書いてみます。このタイミングの出版は、不運なのか幸運なのか。結構、微妙な線です。

本の売上自体は伸びている

まず、手元にPOSデータや統計はありませんが、ここ数週間で本の売上自体は伸びているでしょう。主に学校が休みになって家にいる子供のための本が中心でしょうが、大人も自宅や自宅の近くで過ごす時間が増えているので、本を買う動きにはつながっていると想像できます。

かく言う私自身も、なかなか普段は腰を据えて取り組むことができない古典や、数学の本などを買い込んでは読み漁っています。イベントやセミナーが中止されることも多くて、時間だけはありますからね。収入面の不安もあるでしょうけれども、本くらいなら丁度良いエンターテイメントと言えるんじゃないでしょうか。

都市と書店は閑散としている

一方で、都内の主要な書店はいつもと比べると閑散としています。というか街自体に人が少ないですね。こういう、自粛要請の際にはきちんと自粛するのは日本人の良いところで、ウィルスとの戦いに勝つための重要な要素だろうと思います。

そんな中、私は粛々と書店巡りをしてしまっているわけですが、まあ3密のどれにも該当しませんし、自粛する効果はほとんどないとの判断です。でもこれも、これから先は批判の対象となっていくだろうと時代の空気は感じています。「家から出ないことが正義」みたいな雰囲気は、感じています。

例えば3週間、完全なロックダウンをして封じ込められるという状況であればやるべきだと思いますが、今回のウィルスはどうもそうではない。リスクの低い行動を止めてしまうことは却ってダメージを大きくしてしまう面もあるなと感じていて。その意味でもなかなか判断の難しい、たちの悪い相手ですよコロナウィルスは。

「起業」のブームは去るだろう

そういうウィルスの特性もあって、この戦いはワクチンや特効薬が開発されて普及するまでの少なくとも1〜2年の長期戦になるのではないかと予想しています。時代の空気はリスクオフ、IPOでドカンと一攫千金みたいなムードは当分、なくなることでしょう。

そういう「派手な起業」は影を潜め、起業なんてとんでもない、リスクが高い危険な行為であると考える人が増えるでしょう。まあこういうタイミングで仕込む起業こそ、ライバルは少なくビジネスモデルはしっかりしていて、勝てる可能性が高いので起業家にとっては不況というのは必ずしも悪いことではありません。

ただ、「起業本」はきっと売れなくなります。「楽しいことだけやっていれば儲かる」「誰でも簡単に」「大きく稼いで悠々自適なセカンドライフ」といったキャッチコピーの本は棚を取れなくなるでしょう。そもそもそんなの幻想なのですが、景気が良いときにはそういう幻想に飛びつきやすくなりますからね。

リスクに対する関心は高まる

ところが不況下では、リスクに対する関心は高まります。好況のときには「大企業も潰れるかもしれませんよね」って言っても鼻で笑われるだけなのですが、不況になって世界や日本を代表する会社のいくつかでも潰れれば、耳を傾けてくれるひとも増えてきます。人は時代の空気に流され、歴史に学ばないので。

私はずっと、「起業はすべきだが会社は簡単に辞めるな。ムダなリスクを取るな」と主張し続けています。それは前著の『新しい副業のかたち』はもちろん、今月発売の新著『新しい起業のかたち』でも同じです。コロナの影響が全く予想できないタイミングで書いていますが、そういう「派手な起業」には警鐘を鳴らしています。

私はもともと、リスクには過敏な方です。日本を代表する大企業である日本生命という会社に勤めていてなお、サラリーマンであることのリスクが高すぎると感じて不動産投資をしたり株式投資をしたり、最終的には起業が一番安全な生き方だという結論に至ったくらいですから。リスク管理の専門家といってもいいくらいです。

自由とリスクの絶妙なバランス

人生には「何もしないリスク」が存在します。ただ言われたことをやっているだけでは、「稼ぐ力」が身につかないために、いつか何かとんでもなく厳しい状況を押し付けられてもそれに抗うことができません。常に選択肢があるように動いていることは、環境の変化に対するリスクヘッジなんです。

自由で好奇心あふれる生き方は、実はもっとも安全な生き方でもあります。自らに「稼ぐ力」がない状態は、逆境に弱いのです。環境が変化したときに、素早くいつものやり方を変えることができる週間は、生き残る可能性を高めます。強いものでも賢いものでもなく、変化できるものだけが生き残るのです。

変化することにもリスクはあります。ただそれを小さく早く実験できる環境に身を置くことは、長期的な視点で見たときの安全性を高めます。大企業は恐竜であり、スモールビジネスは小動物です。大きな環境変化があったときに生き残るのがどちらかは、もしかしたら常識とは違って、変化が容易なスモールビジネスの方なのかもしれませんよ。

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