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「株」って何?会社をつくるのはなんのため?

フラスコ代表、安田です。昨日、小6の息子と2人きりで過ごす時間があり、そこで話した内容をまとめます。「大人でもわかってない人、けっこういると思うよ!」って自分で言って、そうだなあと思ったので。

「株はちょっとわかるよ。会社が儲かったらお金をもらえるんでしょ」

確か息子と2人でコロナの話をしていて、「パパはコロナはあんまり興味ないけど、ワクチンを作っている会社の株で儲けてるよ」っていう発言から始まりました。一瞬「それ、人としてどうなの」という顔をしましたが、彼はいいやつなので口には出しません。

その代わり、小見出しの発言をしました。おお、わかってるなと思いましたが、ここまできたら徹底的に教えてやろうと私も踏み込みました。だいぶ時間があったので。「そうなんだけど、もっと正確に言うと、株を買うということは会社の一部を持つってことなんだよ。半分のお金を出したら、会社の半分がその人のものになる」

で、その時点で半分持っているってことは、会社が大きくなってもやっぱりその半分がその人のものだし、利益を出してそれをわけるときにも半分もらえる権利がある。権利があるから、口出しもできる。1%の株を持っている人が100人いたら、多数決みたいになる。この場合、50%持っている人がいたら、その人は50人分の票を持っているってことね。

「会社をつくるのはなんのため?」

会社をつくるのは、お金を出し合って何か新しいことをするためなんだよ。これ考えた人、天才だと思う。一人でやるにはお金が足りないことでも、何人かの人がお金を出し合えば、大きなことができるじゃない?こう考えると当然、多くのお金を出した人は大きな権利があるということになるよね。

パパはこの権利を買ってる。ワクチンをつくる会社は何千億円っていう価値があるから、100万円くらい出してもその0.00何%くらいの権利だけど、それでも仕組みとしては同じ。出した分だけリスクがあって、それに見合った利益を分けてもらえるというわけ。

何千億円とか持っている人はほとんどいないけど、100万円持っている人が何万人かいたら、すごい大きな工場を作ったりもできる。これ、すごいよね。

「どの会社の株でも買えるの?」

売ってくれる人がいないと買えない。例えばシナジーブレインは100%所有で、株は全部パパが持っているからパパからしか買えないよ。いつでも買えるのは「証券取引所」っていうところに公開されている株だけ。この株を公開することを、上場っていう。

上場すると誰でも株が買えるようになるから、ふと気付いたら半分の株を誰かに買い占められていたりしたら、多数決で社長が追い出されたりしちゃうので注意が必要だね。だから社長は株は少なくとも半分は持っておきたいんだけど、お金が必要だとそうもいかない。大変なんだよ、そのへん。

この追い出されちゃうってやつは上場の会社じゃなくてもありえて、例えばきみが仲の良い友だちと3人で会社をつくるとする。社長だから40%の株をもって、他の2人は30%ずつ。でもこれ、友達2人が手を組んだら社長は、追い出されちゃうんだよ。仕組みがわかってなくて会社を作ったら、こうなる。けっこうこれ、実際にあるんだよ。

「追い出されたら、出したお金はどうなるの?」

お、良いところに気がついたね。その質問が出てくるということは、今までの話を理解しているということだ。会社をつくるときに40%のお金を出したら、当然その権利はある。でも60%を他の人が持っているので、社長は続けられない。

だから追い出されてもその40%の権利は引き続きある。社長としての権利はなくなるけど、株主としての権利は残る。だからそのまま持ち続けるか他の人に売るか、それがイヤだなって他の2人が思ったら、納得する価格で株を買い取るしかない。

そんな風にごたごたしたら大変だし、10%でも権利を持っている人がいたら何かを決めるにも毎回相談しないといけないから、パパは全部自分でお金を出して会社をやってるの。まあそれだと、株式会社の一番良いところが、全然手に入らないわけなんだけどね。

「パパが自分の会社にお金を出すのはどうして?」

わかる。それ不思議だよね。実は会社なんて作らなくても、「個人事業主」っていって普通にお仕事は自分でできるんだよ。今のママとかも、そう。だからはっきりいって、会社なんてつくらなくても良い。

それでも意味があるとしたら、例えば500万円出して会社を作ったら、その会社が潰れても500万円以上は負担しなくて良いということかな。こういうの「有限責任」っていうんだけど。会社にお金を貸した人も、500万円を超えてパパのところにお金を取りには来れない。これが、個人事業主だったら2千万円でも3千万円でもお金を払う必要がある。

会社は「法人」っていって、法律的には社長とは別の「人」なんだよ。実際には、社長が借金に「個人保証」をしたりしてそのとおりにはいかないんだけど、でも会社をつくる意味としてはそれかなあ。

あとは税金の面でちょっと有利だったり、信用が得られたりするんだけど、それもなくてもできるしなあ。大きくなってきたら誰かに株を買ってもらうとか相続とか、会社にしておいたほうがいろいろとできることは増えるかな。

まあ結局はあれだ、「社長です」って言ったらかっこいいでしょ。そういうことだよ(笑)。

 

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