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オンラインイベントやセミナーの料金はどうやって決めるか

フラスコ代表、安田です。明日の『一人合宿ノート会』はほとんど告知もしていないのに、早々に満席となりました。新しく立ち上げたグループということもありますが、それ以上に初回限り、本を持っている人は無料という設定が効いたと思われます。今回はこれをきっかけに、オンラインイベントの料金設定について考えてみます。

イベントやセミナーの相場

イベントやセミナーの料金設定は、最初の頃はちょっと悩ましいですよね。リアルでの開催に慣れた人であっても、オンラインでやるときはまた違うのかなとか、悩みがちです。

リアルとオンラインが同じ料金だと「高い。場所代もかからないのになぜだ」などと苦情を言う(言わないまでも不満に思う)人は、ぶっちゃけた話、わりといます。「オンラインなんだから当然、無料だろう」という謎の主張ですら、たまに遭遇します。せっかく興味を持ってくれた人が料金がネックで参加しないのは、申し訳ないとかもったいないような気もしますよね。

結論から言えば、そういう人はお客さんではありませんから、スルーが正解です。こんな千円、二千円のところで文句を言うとか参加してくれない人は他のことにもいちいち厳しいと予想され、あなたのビジネスにとってプラスになりませんから、「無理して来てくれなくて良いですよ」というスタンスで大丈夫です。

料金は「場所代」なのか

まず、セミナーは言うまでもなく、イベントの料金というのは場所代が主な構成要素ではありません。ゼロではありませんが、ごく一部です。ここは「しっかりと価値を提供しているなら」という前提が付きますね。飲食付きのイベントであるとか、単に仲間内の集会の「場所取り担当」をしただけであれば、場所代を立て替えて集めるという構造になるのは当然ですが。

プロとして、ビジネスの一部として提供しているイベントであれば、料金に占める場所代なんて微々たるものです。従って、リアルであってもオンラインであっても、料金に差は出ないはずだということになります。原則としては堂々と同じ料金を提示し、それで不満な人は来てくれなくて結構、というスタンスで良いと考えています。

まあそうは言っても、「オンラインで同料金だとちょっと割高に感じる」という感覚は理解できますので、両方やっている場合は多少の差を付けるのは仕方ないところもあるかな、とも思いますが。

料金は「収入源」なのか

そもそもの話をすると、セミナーにしてもイベントにしても、それ自体で稼ぐという目的のものではありません。「3,000円のイベントに10人来てくれたから3万円か・・・助かるぅ!」なんて喜んでいるのは相当レベルが低いというか、まだビジネスとして仕組みが成立していない段階の人だけです。

あ、1回あたり数万円するようなミドルエンド的な性質のセミナーは違いますよ。ここで取り扱っているのは数千円の、つまりフロントとしてのセミナー・イベントのことです。フロントイベントはあくまで「フロント」なので、まずは自分やビジネスのことを知ってもらうために安く設定した、お近づきが目的のイベントです。いわば試食です。

試食で儲けようとする人っていませんよね。通常、試食なのでそれ自体は赤字です。ビジネスがうまくいっている人は、そもそもフロントイベントは赤字で、あえて会場代を参加者から回収していなかったりするわけです。なので、千円くらいの差で「会場代が云々」と文句を言うような人は最初から相手にしないという考え方は、筋が通っています。

無料でも構わないのだが

ではなぜそのフロントイベントの参加料金は無料ではなく、数千円に設定されているのか。これは「ちゃんとした人」にだけ来て欲しいという踏み絵の意味が大きいです。(ちゃんとビジネスをやっている)主催者はちゃんとした人が来てくれるのであれば、無料でも全然、構わないわけです。むしろお金を払って参加して貰ったって良いです。実際、広告を出したりしますよね。

イベント料金を無料にしてしまうと、どうしても質の悪い参加者が混ざります。「無料だから参加する。有料だったら参加しない」という人がいずれ主催者のビジネスにとってプラスになるとは思えませんし、「お金を払っていないから失うものはない。別に問題ないでしょ」と考えるからか、ドタキャンも多発します。

もちろん無料の参加者全員がそんな考え方をするわけはなく、一部ではありますがどうしても一定数、こういう人が入ってきてしまいます。ドタキャンは主催者にとっては結構なダメージなのですが、これはその立場になったことがないと想像できないものなのかもしれません。オンラインだからドタキャンされても平気、というものでは決してありません。

フラスコノート会の特殊事情

ただありがたいことに、フラスコで私が開催するイベントは、ドタキャンはかなり少ないです。「本を持っている人は無料」という条件を付けているのが効いているかもしれませんし、無料会員とはいえ登録制のフラスコが抑止力になっているのかもしれません。明日もおそらく、ほぼ全員が参加して頂ける(どうしても1人くらいは・・・)と予想しています。

フラスコノート会を拡げたい私としては、ぐっと料金を値下げして、それこそ無料であっても多くの人に体験して欲しいという気持ちもあります。ただこれが、私以外の多くの方にグループを主催して頂いているという事情があります。私が値下げしてしまうと、他の主催者の方々はそれ以上高い料金を設定しにくくなってしまうのではないかと。

なので基本、私はリアルであってもオンラインであっても同料金の3,000円と設定しています。少し高いと感じる人がいるのは覚悟の上。ノート会に参加頂く価値はとても高く、5,000円であれ1万円であれ満足して頂ける自信があります。まあセミナーだったら5千円、その他のイベントだと3千円くらいが、無難な価格だろうなとは考えているところもあり。料金の決め方なんて、そんなもんです。

本の読者の方に特別なご提案

という前提の上で、私の本を読んで頂いている方には少しだけ、お得な提案を用意しました。もともと3つのグループと本はそれぞれ以下のようにつながっているのですが、

副業ノート会=新しい副業のかたち

起業ノート会=新しい起業のかたち

一人合宿ノート会=自分を変えるノート術

今後はそれぞれのノート会について、本を持っている方は千円、割引します。もともとフラスコ正会員になると千円安くなったり、グループを立ち上げると2千円安くなったりという「仕組み」が入っているのがこのイベントなのですが、できればこれをきっかけに本を読んで欲しいなという気持ちと、本を読んでいる人に得をして欲しいなという気持ちが両方ありまして。

こちらのページから日程を確認の上、もしご都合が合いましたらお気軽にご参加下さい。きっと満足させます!!笑

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