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競合を調査はするべき。でもそれで起業を諦めるな

フラスコ代表、安田です。起業のアイディアを思いついたら、とりあえずはそれをググると思います。それで競合が強すぎて、諦める。これ起業あるあるですね。結果がどうあれ、そこで諦めてしまうことはないと思うんですよね。

競合がいないのは大問題

あなたが起業を考えていて、ビジネスアイディアやポジショニングを思いたら、とりあえずググりますよね。「◯◯と◯◯のマッチング」とか「◯◯向けのコーチ」というように。そうしたら99.99%の確率で、同じことをやっている競合の情報がヒットします。どんなに斬新なアイディアだと思っても、少なくとも何人かは既にやっている人がいます。

ひどい場合はこの段階で「競合がいたので止めました」とか言うんですよね。「まだ誰もやっていない、ブルー・オーシャンを探しています」みたいな。これ、いつまでも見つからないですよ。アインシュタイン級の天才じゃない限り、そんなの無理です。どんなに斬新なアイディアも既に思いついた人が何万人もいるし、試した人も何百人もいるものです。

逆に全く誰もやっていないことがあるとしたら、それはよほど需要がない可能性がとても高いです。あなたが天才だという確信がないなら(おそらくはその確信があったとしても)、そのアイディアは思い込みである可能性が極めて高く、その思い込みでビジネスを始めるのは危険です。

競合は強く見える

なので、あなたが試したいアイディアには何人もの先駆者がいることは普通だし、できればそれで既に成功している人がいた方が良いです。その発想が的はずれでないことが証明されているわけですから。しかしここで止めてしまう人も多いです。その理由は「先行している競合が強く、勝てる気がしない」、これです。

確かに先行者利得というものはあり、早いもの勝ちというビジネスは存在します。例えば今から検索エンジンを作ってもGoogleには勝てるとは思えませんし、本のネット販売でAmazonを超えることは不可能でしょう。ただ、そういう早いもの勝ちのビジネスに多少早く参入したところで、クレイジーな資本力勝負に巻き込まれるだけです。やっぱり、多分、勝てません。

それよりは、競合が成功しているマーケットにあとから入って、それなりにうまくやれば良いと思います。競合が強く見えるのは当たり前です。彼らはあなたが参入する前からずっと、そのことに取り組んでいるわけですから。ホームページや資料一つとっても洗練され、立派なオフィスで優秀な人材を抱えているかもしれませんが、そんなこと気にしなくて良いのです。

今は勝てなくても良い

スモールビジネスの考え方では(あるいはその段階では)、競合を叩き潰す必要はありません。仮にいずれ雌雄を決するとあなたが考えたとしても、今は彼らと正面から戦う必要は全くないわけです。競合がいかに強いといっても、世界中の潜在顧客を全てカバーできているわけではありません。地域であったり価格帯であったり、なにか取りこぼしがあるはずです。

最初は単純に、あなたと直接会った人だけがあなたを選んでくれる、ということでも構わないわけです。競合との差別化要因を聞かれたら「それは私です!」と言っておけば良いんです。競合が大きな組織なら担当者ごとのサービス品質のばらつきというのはあるはずなので、あなたが直接対応するということにだって価値があるはずです。

最初はそうやって生計を立てながら時間を稼ぎ、力を付けていけば良いのです。

成功しているものをパクる、ズラす

逆に後発者利益、つまりあとから始めるメリットというのもあります。一見すると不利なことばかりのように思えるかもしれませんが、そうでもないんです。例えば、「うまくいくやり方がもうわかっている」というのもその一つです。なんでもかんでも、いちから試行錯誤する必要がないんです。

もっとはっきり言うと、うまくいっている先行者のやり方を徹底的に研究して、パクればそれだけである程度うまくいくということです。それこそ最初は訴えられない程度に丸パクリでも良いのですが、それだといずれ先行者の壁に阻まれますから、拡大していく過程では必然、どこかを少しズラすということになるでしょう。それで良いのです。

何をするかより、どこまでやるか

結論として、起業をするときに競合を調査するのは必要です。しかし、それは「競合がいないことを確かめる」ためでもなければ「競合が強かったら諦める」ためでもありません。そのアイディアに見込があるのかを知るため、またどこが競合で、どういうやり方をしているのかを知るためです。ベンチマークを定めるため。もっと言えば、パクるためです。

独自のやり方でやりたい思いが強すぎて、競合を調べない人がいますがこれは間違いです。競合と逆に行こうと思ったとしても、そのためには競合がやっていることを誰よりも理解している必要があります。教師であれ反面教師であれ、競合のことはリスペクトを持って徹底的に調べましょう。そして、小さく始めましょう。

最終的には「何をやるか」はそこまで問題ではありません。誰がやるか、どこまで本気でやるか、いかに情熱を持って長く続けるか、の勝負だったりしますから。

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