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信用の器 フラスコ

全てに飽きて、絶望の末に未来に向かう

フラスコ代表、安田です。なんか重々しいタイトルを付けましたが、役に立つ結論とかはありません。私は人よりも飽きっぽいですが、だからなかなか大成しませんし、逆にそうだからこそここまで来れたのかなみたいな話。

人間は、飽きる

「安田さん、人間はね、飽きるんですよ」これは起業当初からお世話になっている某社長が良く、おっしゃっていたことです。あ、ご迷惑になるといけないのでお名前は伏せます。当時の私は「そりゃそうだよなあ」くらいにしか思っていませんでしたが、ビジネスを継続していると、この言葉が少しずつ深く刺さってきます。

「商いは飽きないやで」みたいに、なぜかここだけ関西弁ですが、言われるじゃないですか。それは全くその通りで、同じことを長く続けた人がうまくいくというのは、ビジネスの一つの真理です。もちろん時として、時代の変化に対応する必要はあります。それでも大きな軸を決してぶらさずに、病めるときも苦しいときも、同じことを愚直にやり続けた人の勝ちです。

実はここ数日『ウイニングポスト10』という非常に良くできたゲームにハマっていましたが、ものの数日で飽きてしまって、このブログ記事を書くに至っています。ほんの数日前にはあんなに面白いと感じていたものが、今はこんなに興味がなくなっている。思えば人生はそんなことの連続だなあと。

会社を辞めたのも飽きたから?

それでしばらく回顧シーンに入っていたわけですが、サラリーマンを辞めたのも「飽きたから」というのはあるよなあと。入社当初から起業には興味はあって、それでもまずは仕事を覚えようと頑張って。でも3年もやってると「そろそろもう良いかな」と思い始めて、その頃には人類最大の発明の一つ(知らないけど)である「人事異動」が発動すると。

全く畑の違う仕事をすると、学びも多いし面白いんですよね。じゃあもう少しやってみようか。今度は2年で飽きて、次の人事異動があって。じゃあもう少し・・・と、そのサイクルが少しずつ早くなっていって、最終的には「もうこの会社で学ぶべきことはないかな」と思えるまでに15年経っていたと。まあそれだけ、学ぶべきことが多い会社ではありました。

入社3ヶ月で飽きたから辞めたと言ったら批判もされるかもしれませんが、15年やった結果「飽きたから辞めた」というのはそれはそれで、良いんじゃないかなと今となっては思えます。

スモールビジネスと出版

それで起業をするわけですが、起業はとても刺激的な世界です。やりたいことはなんでもできるけれども、生きていくためには自分で売上を立てないといけない。最初は全然うまくいかないのでいろいろ調べたり、誰かに話を聞いたりして創意工夫の余地がめちゃくちゃたくさんある。役に立たない情報や、悪意を持った人もたくさんいて、それらをかき分けるスリルもある。

でもそれも、数年やっていると大体「正解」がわかってしまう。そのやり方を人に教えて、最初はその楽しさはあるのだけれども、やはりみんな当たり前のように結果を出し始めて、「そりゃそうだよな」と飽きてしまう。集客やブランディングの「正解」として始めた出版も、最初は右も左も分からなくて楽しいのですが、仕組みが大体わかってくるとやっぱり飽きはきます。

それでも「勝ち方」が見えたのならそのやり方をずっと、同じようにやり続けるのがビジネスとしてはきっと正しいんです。出版にしたって、まだ2万部の著者に過ぎないわけで、「見えたから飽きた」となるのがあまりにも早すぎる。わかってはいるのですが、どうやらこれは私の性分なんですよね。本当に成果が出るのは、これからなのになあ・・・。

そしてゲームとAI、その先へ

そんなことをここ数日、ゲームをしながら考えていたりしました。まだ世界制覇をする前の段階から、世界制覇への道筋が見えた段階でもう飽き始めているなこれ、みたいな。そこで止めて新しい仮説を設定し、それを試す方を優先する。いやこれ単に、ゲームのやり過ぎで睡眠不足になっているだけという可能性はあるのですが、いくらかの真実が含まれているような気もするんです。

最近熱中しているAIに関しても、AIに仕事をどんどん奪わせる研究所(どん研)を設立して人を巻き込んだりしているものの、いずれは飽きるのかもしれないなあなんて思ったり。なので今回は最初から課金したり何か義務を負って行動をコミットしたりはせず、LINEのオープンチャットというもっとも軽い形で始めているわけなのですが。参加者の方も飽きたら去っていくでしょうし。

ただAIに限っては、向こう10年の大きな流れになることは確信しています。今、ChatGPTに熱狂している人のほとんどはもうすぐ飽きて、AIから離れていくことでしょう。しかし本当にAIが世界を変えるのはこれからで、ビジネスとして活用できる未来は確実に来ます。飽きたからやめた、ではなくて全振りを続けることが非常に重要と考えている分野ではあります。

だからこそ、進歩する

それはそれとして、人が飽きることにはポジティブな意味もあると考えています。飽きるからこそ、進歩があるということです。私の場合だったら、サラリーマンに飽きていなかったらまだ会社に勤務していたかもしれませんし、そもそも実家のある北海道を出ていないかもしれません。「退屈だな、飽きたな」というのが行動の原動力になっているわけです。

原始時代だったら「あの山を越えて新しい土地に行こうぜ!」みたいな話ですよね。まあ食料が減ってきたとか気温が下がったとかいうこともあるかもしれませんが、現状を変えたいという好奇心を原動力に人類は、進歩してきたわけです。新しいことに対する好奇心と、現状に対してすぐ飽きるという性質は、ある程度は不可分なのではないかななんて。

一つのことを飽きずにコツコツといつまでも続けられる人は、それはそれで尊いと思います。ビジネスとしても成功するのかもしれません。でも私は、新しいことに対する好奇心を大切にして生きたい。そういう考え方をしてきたからこそ、現状があるのかななんてことを考えていますよっていう話。だから言うほど現状に絶望はしていませんし、オチも特にありません。

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