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信用の器 フラスコ

人間はAIとロボットによって暇になり、そのとき遊びは重要な仕事になる

フラスコ代表、安田です。まだまだブラック企業や過労死が問題になっている今これを言うと冗談みたいに聞こえるかもしれませんが、人間が暇になるというのは意外と深刻な問題だと思うんです。AIやロボットに仕事が奪われて、人間に残るのはイノベーションとコミュニケーションだけになる。遊びが仕事になる時代は、確実に来ます。

ケインズの予言とマトリクス

恥ずかしながら落合陽一塾で知ったんですけど、ケインズの書いた文章に『孫たちの経済的可能性』というのがあります。面白いのでぜひ一度読んでみてください。そしてその序文に、

「すると、人類の経済問題は基本的に解決してしまう。そのとき、人間は何をするだろうか。いまは勤勉がよいこととされているし、多くの人は暇と自由に耐えられないだろう。」

というくだりがあって、いやまさにその通りって膝を打ちました。1930年に書かれた文章ですよ。もちろんその後の文章では予言が外れている部分もありますが、やっぱり天才ですね。それほど遠くない未来、彼が予言している世界は大部分実現する、そういうことになると思います。

またマトリックスという映画でも、あまり印象に残っていない人が多いかもしれませんが「人間どもにストレスのない楽園のような環境を与えたら精神が崩壊した。わざわざストレスにあふれた世界を造り直す必要があった」みたいな表現があって、これも真実だなあと冷や汗をかいた記憶(セリフは曖昧ですが)もあります。

AIとロボットができること

「いやいや、経済問題はまだまだ解決されていないし、飢えに苦しむ貧しい人はたくさんいる!」と言って激昂される方もいるかもしれませんね。ただこの変化はもう、起こり始めています。先進国では「基本的には経済問題は解決」しつつあります。若い人が「経済成長」というワードに反応しないのも、少なくとも生きていくためには十分な豊かさが保証されているように感じているからです。ここの議論はこれ以上はやめましょう。

そしてこれから遅かれ早かれ、AIは加速度的に発展していくことも確実です。論理的にはシンギュラリティも実現するでしょう。そして、ロボットの技術も日進月歩で整ってきます。金融機関でも小売でも医療でも、あらゆる業界で実際に起こっている変化として、AIとロボットは人間の仕事を次々と奪っていきます。

ではAIとロボットには何ができるのか。逆に言うと人間にしかできない仕事とは何か。私は以前、『人工知能とロボットに全てを奪われたあと、人間に残される仕事は2つしかない』という記事を書きました。人間にはイノベーションとコミュニケーションしか仕事が残らないと書いたのですが、それすら危ういかもしれません。いずれその2つも、AIとロボットに奪われるのではないかと危惧しています。

人間は暇になったら何をするか

映画『マトリクス』みたいにロボット達に人間が支配される未来になることは、私はあまり心配していません。フェールセーフを徹底して、さすがに最後は電源を抜けば良いので(笑)、自分で作ったものの制御はできるんじゃないのって楽観的に考えています。ただ、仕事はほとんど全部、「彼ら」に奪われるのはほぼ確実でしょう。

考えてみればそれは望ましいことのはずです。人間にとっては労働は基本的には苦痛なのであったはずで、それを疲れを知らないAIやロボットが代替してくれるのであれば、人間は楽になる一方のはずです。通勤も上司からの命令も過労もなくなり日常のストレスはゼロ、全ての問題は解決するように思えます。

最終的には、イノベーションとコミュニケーションすら奪われた人間に残された最後の「仕事」は「遊び」だけになります。なんだか矛盾しているようですが、いかに余暇を楽しく過ごせるかが大きな課題になってきます。そして今のままだと「多くの人は暇と自由に耐えられない」んです。

自由とは実は恐ろしい

エーリッヒ・フロムが『自由からの逃走』に書いたように、自由であることには痛烈な孤独と責任の重さが伴います。自由って、怖いんですよ。十分な準備ができていないと自由それ自体が大きなストレスになります。満員電車で通勤して、上司の指示に従って毎日過酷な労働をしている方が、精神的には楽だったりするんですよね。

これからの時代、人間はどんどん暇になっていきます。そのときにどんな生き方をするか、どんな教育をしてどんな仕事観を持つか。何より、どうやって遊ぶかがとても重要になります。上司の指示に従って仕事一筋、まじめだけが取り柄ですっていう生き方が実は、一番リスクが高いのかもしれません。

かく言う私も、遊びかたが上手な方ではありません。学ぶことや趣味も含め、全力で楽しむことができる「遊び」をいくつも持っておくことが重要であり、そのためにはどうすれば良いのか真剣に悩んでいます。そのことにコミュニティが果たす役割は、とても大きいと考えているんです。

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